「悲報が悪しき事態を生む」 〜 F-Secureの専門家が“有名人の死につけ込む悪党”を指摘 | RBB TODAY

「悲報が悪しき事態を生む」 〜 F-Secureの専門家が“有名人の死につけ込む悪党”を指摘

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 忌野清志郎さん、三沢光晴さん、ファラ・フォーセットさん、そして“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンさん…。このところ、有名人の訃報が相次いだ印象がある。ファンだった人たちは誰もが悲しみに暮れているが、こういうときにこそ暗躍する人たちがいることを忘れてはならない。

 F-Secureのトニ・アラピールト氏は26日、「Sad News Generate Bad Things」(悲報が悪しき事態を生む)と題するブログ記事にて、これらのニュースを悪用する存在について注意を呼びかけた。同ブログ記事でトニ氏は「皆さんは、悪しき連中がこのニュースを取り上げ、使い始めるまでに、何日くらいかかるとお考えだろうか? 通常、せいぜい2、3日といったところだ。これらのニュースをトピックにした電子メールを受け取り始めたら、メール中のリンクにアクセスする際は、危険に直面する可能性があることを念頭に置き、普段以上に注意して頂きたい」とのコメントを寄せている。

 こういった有名人の訃報、あるいは政治や経済の動向にあわせて、ネット詐欺やハッキングを目論む人たちはかならず存在する。ウイルスやマルウェアを添付したメールが出回ったり、怪しげなリンク先を記述したニュースが回覧されてきたりするのは、すでに常態化しているといえるだろう。オバマ大統領関連でも、さまざまな悪意あるメールが出回った。今後も「皆既日食」「解散総選挙」などの話題が国内では持ち上がるだろうし、タレントの訃報あるいは結婚やオメデタといった話題が出るかもしれない。そういったときに、もっともらしく送られてきたメールについては、まず送り主を確認したり、ウイルスチェックを行ったりするよう、心掛けて欲しい。

《冨岡晶》

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