富士通とネットスイート、中堅中小企業向けSaaS型ERP分野で販売提携 | RBB TODAY

富士通とネットスイート、中堅中小企業向けSaaS型ERP分野で販売提携

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 富士通および富士通ビジネスシステム(FJB)は5日、ネットスイートと、同社のSaaS型のERPアプリケーション「NetSuite」およびCRMアプリケーション「NetSuite CRM+」について販売契約を締結したことを発表した。同日より「NetSuite」「NetSuite CRM+」、導入時のインテグレーション、コンサルティング、サポートサービスを中堅中小企業向けに提供開始する。

 富士通、FJBおよびネットスイートの3社は、見込み顧客の開拓から、顧客・商談管理、受発注、出荷・在庫管理、財務管理にいたるまで、企業活動全般にかかわる業務向けのサービスをワンストップで提供する。また、3社は、本サービスの販売を行うパートナーの開拓、国内市場のマーケティング活動を共同で実施する。

 富士通グループにおいては、FJBが2007年から「NetSuite」を、幅広い業種で販売している。主なターゲット市場は年商100億円以下の中堅中小企業だったが、大手・準大手企業の事業部門においても、国内外の販売拠点や代理店の販売・出荷実績などをリアルタイムに把握したい、という強いニーズがあったため、今回、富士通からの提供も可能にし、グループとしてラインナップを強化した。

 富士通は、CRMやSFA、グループウェア、セキュリティなどの業種共通分野に加え、自治体や医療などの業種特化分野まで幅広い分野でSaaSを提供しており、今回の販売提携により、中堅中小の企業向けERPをラインナップに加えるとともに、FJBのSE部門と全国数百社のパートナーと連携して販売・導入・インテグレーション・サポート体制を整備し、SaaSビジネスをさらに強化していくという。今後3年で500社への販売を目指す。

《冨岡晶》

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