Winny裁判、判決後にノード数が増加! 〜 10月最高値を更新 | RBB TODAY

Winny裁判、判決後にノード数が増加! 〜 10月最高値を更新

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ノード数調査結果グラフ(10月1日〜12日の推移)
ノード数調査結果グラフ(10月1日〜12日の推移) 全 2 枚
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 ネットエージェントは、大阪高等裁判所における“Winny裁判”前後の時期について、Winnyノード数の推移の調査結果を発表した。

 同社では、Winny・Share・LimeWire/Cabos・Perfect Darkなど、国内で現在使われている主要P2Pファイル共有ソフトに関する調査を定期的に行っている。ノードとは「Winnyをインストールされたパソコンが、インターネットに接続された状態で、Winnyを起動している(=Winnyをその時点で使用している)状態での、固有の認識番号のようなもの」を示す。1ノード=1ユーザと見ることができ、平日で延べ約350万ノードの中からユニーク(固有)ノードを抽出している、

 10月8日の大阪高裁における判決では、一審で著作権法違反幇助の有罪判決を受けたWinny開発者の元東京大大学院助手・金子勇氏に対し、逆転無罪の判決が下された。Winnyについては、判決当日10月8日以降、先月までの平均ノード数に較べてややノード数の増加が見られたという。これはノード数が多くなる週末と重なっていることもあるが、いまだ30万人近くの国内最大規模のP2Pネットワークが確認されたとのこと。

 実際にグラフを見る限りでは、10月12日においては、9月平均(205,235)を大きく上回る299,309のノード数が確認されている。これは10月における最高数値でもある。「Winny自体(および金子氏)が無罪である」としても、「Winny利用者が無罪である」というわけではない。今後もこのような上昇が続くのであれば、懸念されるべきところだろう。

《冨岡晶》

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