日立、AMS2000シリーズでボリューム容量仮想化機能を強化
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「Hitachi Dynamic Provisioning」は、ディスクアレイの実装容量に依存せずにサイズの大きな仮想容量を定義できる機能。これにより、ディスクアレイの容量使用効率を最大化できる。機能強化としては、具体的には、ディスクアレイの容量を追加した際に業務データを自動的に再配置する機能や、既存の業務データを削除した後の空き領域を、システムを停止することなく自動的に再利用できる機能を追加。28日より販売を開始する。稼働中の業務システム環境下でディスクアレイの容量を追加する際に、実記憶領域全体で、自動的に業務データを再配置できるため、サーバなどからの一部のハードディスクドライブへのアクセス集中を防ぐことができる。これにより、安定した性能やシステム運用を確保できる見込みだ。
既存の業務データを削除した際に、サーバ側の設定変更やシステム停止なく、その割り当て領域の開放ができる他、ディスクアレイ容量が必要な別業務への再活用も可能となる。「Hitachi Dynamic Provisioning」で強化した、このディスクアレイのデータ領域を開放する機能については、シマンテックのUNIXやPCサーバなどのさまざまなOSに標準搭載されているVeritas File System(VxFS)に対応し、サーバ上のデータ削除とディスクアレイの領域開放のシステム連携を実現した。日立のエンタープライズディスクアレイ「Hitachi Universal Storage Platform V」とそのエントリモデル「Hitachi Universal Storage Platform VM」も、同様に対応する。「Hitachi Dynamic Provisioning」は、AMS2500/2300用が207万9,000円、AMS2100用が69万3,000円(税込)。出荷は11月10日より。
また同時に、「AMS2000シリーズ」のラインアップ全3機種に、ディスクアレイ製品向けとしては業界では初めて、7年間のハードウェア長期保証を実現するロングライフサポートモデルの販売を、同じく28日から開始する。これにより、システムの保守サービス期限切れによるシステム停止や更新作業回数の低減を図ることができ、システム運用のコスト削減につながるという。
《冨岡晶》
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