レッドハット、「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」を提供開始 〜 クラウドと仮想化の基盤を拡張
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レッドハットは17日、Linuxの標準仮想化技術KVM(Kernel-based Virtual Machine、KVM)による仮想化製品群「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」の提供を開始した。
「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」は管理ソフトウェア製品「Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Servers 2.1」とハイパーバイザ製品「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor 5.4」から構成される。有償の導入支援サービス「RHEVクイックスタートサービス」も用意されている。「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」はLinuxカーネルに組み込まれたオープンソースの標準仮想化技術であるKVMをベースにしており、CPUやメモリの管理などのOSの中核機能はLinuxの機能をそのまま使うため、最新ハードウェアの性能を活用し仮想化環境の性能低下をより低く抑えるとともに、ハードウェアやソフトウェアもRed Hat Enterprise Linuxとの高い互換性を実現したという。
「Red Hat Enterprise Virtuazalization Manager for Servers 2.1」は、大規模な仮想化/クラウド環境を構成する複数の物理サーバと多数の仮想サーバを統合的に管理し、運用を支援するGUIベースのソフトウェア。「Red Hat Enterprise Linux」と「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor」で稼働する仮想マシンの稼働状況やリソースの使用率をグラフィカルに表示するとともに、仮想マシンの作成や起動・終了、ストレージやネットワークの設定や構成を行える。標準で提供される機能には、ある物理ホストで稼働している仮想マシンを動的に別ホストに移動すできる「ライブマイグレーション」、万が一の物理ホストの障害を検知して、稼働中のすべての仮想マシンを自動的に別ホストに移動させて再起動する「高可用性(HA: High Availability)」、あらかじめ設定したCPU使用率のしきい値を超えたときに自動的に別ホストに仮想マシンを移動させて負荷を分散させる「システムスケジューラ」、ピーク時間以外の時間帯などに仮想マシンを自動的に別ホストに移動させるとともに不要なホストの電源を切り電力を節約する「パワーセーバー」、ダウンタイムなしにホストの計画保守を行う「メンテナンスマネージャ」、パターン化されたOSイメージのテンプレートから仮想マシンを短時間に作成する「イメージマネージャ」、仮想マシン、ホスト、ストレージなどのリソースをリアルタイムに監視し、使用率や稼働状況をグラフィカルに表示する「モニタリング」がある。
「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor 5.4」はゲストOSとしてRed Hat Enterprise LinuxとWindows 2003/2008をサポートする独立型のハイパーバイザ製品でIAサーバにインストールして利用できる。Red Hat Enterprise LinuxのカーネルとKVMを利用しているため、Red Hat Enterprise Linuxのハードウェア、ソフトウェアとの高い互換性を提供するとともに、Red Hat Enterprise Linuxのスケーラビリティや信頼性、セキュリティの機能を継承している。ホストとして最大64CPUと1TBのメモリをサポートし、ゲストOSあたり最大16の仮想CPUと64GBのメモリをサポートする。
サブスクリプション価格は、2種類の価格が設定されており、「スタンダード」は、1ソケットあたり年間6万8,000円(税別)。電話およびWebサイトによるサポート(月〜金の午前9時〜午後5時)が付属する。「プレミアム」は、1サーバあたり年間9万8,000円(税別)。電話およびWebサイトによるサポート(週7日24時間)が付属する。導入コンサルティングサービスは個別見積りで、80万円(税別)から。
「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」は管理ソフトウェア製品「Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Servers 2.1」とハイパーバイザ製品「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor 5.4」から構成される。有償の導入支援サービス「RHEVクイックスタートサービス」も用意されている。「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」はLinuxカーネルに組み込まれたオープンソースの標準仮想化技術であるKVMをベースにしており、CPUやメモリの管理などのOSの中核機能はLinuxの機能をそのまま使うため、最新ハードウェアの性能を活用し仮想化環境の性能低下をより低く抑えるとともに、ハードウェアやソフトウェアもRed Hat Enterprise Linuxとの高い互換性を実現したという。
「Red Hat Enterprise Virtuazalization Manager for Servers 2.1」は、大規模な仮想化/クラウド環境を構成する複数の物理サーバと多数の仮想サーバを統合的に管理し、運用を支援するGUIベースのソフトウェア。「Red Hat Enterprise Linux」と「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor」で稼働する仮想マシンの稼働状況やリソースの使用率をグラフィカルに表示するとともに、仮想マシンの作成や起動・終了、ストレージやネットワークの設定や構成を行える。標準で提供される機能には、ある物理ホストで稼働している仮想マシンを動的に別ホストに移動すできる「ライブマイグレーション」、万が一の物理ホストの障害を検知して、稼働中のすべての仮想マシンを自動的に別ホストに移動させて再起動する「高可用性(HA: High Availability)」、あらかじめ設定したCPU使用率のしきい値を超えたときに自動的に別ホストに仮想マシンを移動させて負荷を分散させる「システムスケジューラ」、ピーク時間以外の時間帯などに仮想マシンを自動的に別ホストに移動させるとともに不要なホストの電源を切り電力を節約する「パワーセーバー」、ダウンタイムなしにホストの計画保守を行う「メンテナンスマネージャ」、パターン化されたOSイメージのテンプレートから仮想マシンを短時間に作成する「イメージマネージャ」、仮想マシン、ホスト、ストレージなどのリソースをリアルタイムに監視し、使用率や稼働状況をグラフィカルに表示する「モニタリング」がある。
「Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor 5.4」はゲストOSとしてRed Hat Enterprise LinuxとWindows 2003/2008をサポートする独立型のハイパーバイザ製品でIAサーバにインストールして利用できる。Red Hat Enterprise LinuxのカーネルとKVMを利用しているため、Red Hat Enterprise Linuxのハードウェア、ソフトウェアとの高い互換性を提供するとともに、Red Hat Enterprise Linuxのスケーラビリティや信頼性、セキュリティの機能を継承している。ホストとして最大64CPUと1TBのメモリをサポートし、ゲストOSあたり最大16の仮想CPUと64GBのメモリをサポートする。
サブスクリプション価格は、2種類の価格が設定されており、「スタンダード」は、1ソケットあたり年間6万8,000円(税別)。電話およびWebサイトによるサポート(月〜金の午前9時〜午後5時)が付属する。「プレミアム」は、1サーバあたり年間9万8,000円(税別)。電話およびWebサイトによるサポート(週7日24時間)が付属する。導入コンサルティングサービスは個別見積りで、80万円(税別)から。
《池本淳》
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