三洋、6マイクシステム搭載モデルなどリニアPCMレコーダー3製品 | RBB TODAY

三洋、6マイクシステム搭載モデルなどリニアPCMレコーダー3製品

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ICR-PS605RM
ICR-PS605RM 全 5 枚
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 三洋電機は、リニアPCMレコーダー「Xacti(ザクティ)サウンドレコーダー」シリーズの新製品として、40,000Hzに対応する新開発のW-XYマイクを含む6マイクシステムを搭載した「ICR-PS605RM」と、3マイク搭載で内蔵フラッシュメモリ容量が4GBの「ICR-PS504RM」と同2GBの「ICR-PS502RM」を発表。2月下旬から発売する。価格はオープンで、予想実売価格は、PS605RMが40,000円前後、PS504RMが20,000円前後、PS502RMが15,000円前後。

 PS605RMは、同シリーズのフラッグシップモデル。位相差がなく正面の集音性に優れたXY型指向性マイクと、最高40,000Hzの高周波帯域に対応する新開発の高周波用XY型マイクを合体させたW-XY型マイクを搭載。これにより、幅広い周波数帯域の集音を可能としている。さらに、周囲の音を360度バランス良く集音する全方向性マイクを装備。自然の音や音楽をはじめ会議など、さまざまなシーンでの録音に対応する。なお、3タイプのマイクを本体の左右に1基ずつ、合計6基のマイクを備えたリニアPCM/ICレコーダーとして世界初をうたう。

 録音フォーマットはリニアPCMのほかMP3に対応。リニアPCM録音は、音楽CDレベルとなる44.1kHz/16ビット、1,411kbps、最高21,000Hzのモードに加え、CDの2倍以上の情報量を持ち、その場の空気感までも鮮やかに録音するという96kHz/24ビット、4,608kbps、最高47,000Hzのモードを搭載する。MP3録音でも44.1kHz、320kbps、最高21,000Hzという高音質モードを装備している。

 また、録音レベルメーターとPEAKランプを使って60段階のきめ細やかな感度調整を行なえるマニュアルレベル調整機能を搭載。さらに、録音中の突然の過大入力を抑制するピークリミッターや、録音入力レベルを周波数帯域ごとに調整できる録音イコライザーを装備。そのほかに、自然/スタジオ/音楽練習/講義/会議/口述といったシーンに合わせて最適録音を行なう「録音シーンセレクト」や、再生時に目的の音を聞き取りやすくするための「ノイズキャンセル(再生時)&フォーカス再生」、「MP3/WMA音楽ファイル再生」、「再生スピード調節」などさまざまな機能を備えている。

 そのほかのおもな仕様として、4GBの内蔵フラッシュメモリに加えmicroSD/microSDHCメモリーカードスロットを搭載。再生フォーマットはPCM(WAV)/MP3/WMA/PDDRM-WMA、再生周波数特性は20〜47,000Hz(96kHzサンプリング周波数時)。インターフェースはUSB2.0/イヤホン/マイクなど。内蔵スピーカーの定格出力は80mW。バッテリは単4形乾電池×1で、アルカリ乾電池の場合の持続時間は、録音時にMP3(ステレオ)が約26時間、PCM(44.1kHz/16ビット)が約15時間、PCM(96kHz/24ビット)が約7時間。イヤホンでの再生時にMP3(ステレオ)が約24時間、PCM(44.1kHz/16ビット)が約19時間、PCM(96kHz/24ビット)が約12時間。

 本体カラーはブラック。本体サイズは、幅約35.4×高さ132.6×奥行き13.9mm(マイク幅46.2mm)、重さは約64g(乾電池含む)。付属品は、ステレオイヤホン/USB延長ケーブル/ステレオオーディオケーブル/ウィンドスクリーン/三脚穴付きクリップスタンド/単4形乾電池など。

 PS504RM/PS502RMは、同シリーズの中核モデル。指向性ズームモノラルマイクを本体の左右に2基、周囲の音を360度バランス良く集音する全方向性マイクを本体の中央に1基、合計3基のマイクを備えている。録音フォーマットはリニアPCMのほかMP3に対応。リニアPCM録音は音楽CDレベルとなる44.1kHz/16ビット、1,411kbps、最高21,000Hzのモードで、MP3録音では44.1kHz、320kbps、最高20,000Hzという高音質モードを装備している。

 PS605RMと同様に、録音感度調整には録音レベルメーターとPEAKランプを使った60段階のマニュアルレベル調整機能を装備。microSD/microSDHCメモリーカードスロットを搭載しており、内蔵フラッシュメモリとメモリーカードの双方で録音できる「W(ダブル)メモリシステム」を採用。「録音シーンセレクト」機能などを備えている。

 PS504RMは、内蔵フラッシュメモリの容量が4GBで本体カラーがシルバー。PS502RMは同2GBでホワイト。そのほかに両製品の共通仕様として、再生フォーマットはPCM(WAV)/MP3/WMA/PDDRM-WMA、再生周波数特性は20〜21,000Hz(44.1kHzサンプリング周波数時)。インターフェースはUSB2.0/イヤホン/マイクなど。

 内蔵スピーカーの定格出力は80mW。バッテリは単4形乾電池×1で、アルカリ乾電池の場合の持続時間は、録音時にMP3(ステレオ)が約26時間、PCM(44.1kHz)が約10時間。イヤホンでの再生時にMP3(ステレオ)が約23時間、PCM(44.1kHz)が約11時間。本体サイズは、幅約35.4×高さ103×奥行き13.9mm、重さは約53g(乾電池含む)。付属品は、ステレオイヤホン/USB延長ケーブル/ステレオオーディオケーブル/単4形乾電池など。

《加藤》

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