上海万博開幕まで残すところ1か月、現地は今?
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
「2010年上海万博」のテーマは「より良い都市、より良い生活」。上海市中心黄浦江両岸、南浦大橋と盧浦大橋間の濱江地区を会場に、2010年5月1日〜10月31日の184日間にわたり、242の国と国際組織の参加という万博史上最大規模で開催される。来場者数も過去最多で、上海市の常住人口(1,815万人:上海市統計局ホームページより)の4倍近い約7,000万人を見込んでいるということだが、中国国内では1億人との発表もあり、そのスケールの大きさをうかがわせる。このうち日本からは、100万人の送客が期待されているという。
事務局のある万博ビルの屋上より会場を見下ろすと、8か所ある入口のうち、メイン入場口近く(写真左端)にそびえる、高さが69メートルの赤い中国館が目を引く。もちろん、本万博で最大の建造物だ。視線を右に向けると波打つ屋根の向こうに、紫色の日本館がユニークな姿を見せる。こちらは中国国内での愛称募集で、3,588通の応募により「紫蚕島」(日本語の通称はかいこじま)とネーミングされている。
さて、1月の時点で、会場内の建設工事は9割が完了したと公式発表されたが、それから2か月以上経過した今の様子を、印象的なパビリオンの写真で紹介しよう。中国館については、外観はほぼ完成していると言えそうだが、そのほかについてはご覧のとおりだ。現地の方の話によると「あと1か月で、おそらく完成するだろう」とのことであった。
上海万博ではホテル不足が問題視されているが、会場内のレストランやトイレの数にも不安があるようだ。なお、会場内への飲食物の持ち込みは禁止されているが、レストランのほか、コンビニやテイクアウト店なども準備されているという。
協力:杭州市旅游委員会・ANA全日空
《編集部》
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