「Twitterを規制するなら総務省に火をつける(笑)」――孫社長、一問一答
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――Twitter(ツイッター)はコミュニケーションサイトに分類されるため、(携帯からのアクセスの場合)フィルタリングがかかり、18歳未満のユーザーは使えないと思うが何か対策はしているか?
ツイッターをフィルタリングするなんて世界中の人に笑われる。僕は自ら18歳未満の「うめけん」君をフォローしている。学生と大人がコミュニケーションしてはいけないなどというナンセンスなことを許してはいけない。人と人がコミュニケーションして何が悪いということだと思う。もしツイッターの18歳未満の利用を規制したら私は総務省にガソリンを持っていって火をつける(笑)。未成年の利用を規制する基準は間違っている。大体今回の参院選でツイッターが解禁されないという話があるが、とんでもないと思う。選挙にはお金がかかるがゆえに、政治家のお金に関する疑惑が色々出てくる。その根を断つには選挙にお金がかからないようにすべき。ツイッターの選挙利用を規制している日本の政治は間違っている。
――キャリアとしてツイッターを使って収益をあげるプランはあるか?
ツイッターを使って収益をあげるなどという話は小さい。いずれ金はついてくる。ツイッターによってコミュニケーション革命が広がって、ツイッターをしたいならソフトバンクだねとなれば、いずれ多くのファンがソフトバンクに集まってくる。ちまちまと目先の話であせる必要はないと思う。最初の質問で興奮したのでつい口調が強くなりました(笑)。
――スターバックスなど約60社の飲食店でWi-Fiスポットエリアを開始する話があったが、ルノアールのように以前からBBモバイルポイントに対応していたところもあると思うが、今回新規で追加された企業はそのうち何社あるのか?
新たに追加されたのが約60社ということ。極秘で事前の準備をしており、今回発表できる段階に入った企業が約60社。
――ソフトバンクはWi-Fiでは問題が少なくなってきたが、3Gでは今までの端末はウェブで300KB制限があり、動画ストリーミングサイトでは20秒ずつの細切れという状態で閲覧している。今回の新機種に関してもそういった制限があるのか? ある場合は今後容量がアップしていくのか?
Wi-Fi搭載の端末はこれから続々と出していくが、3Gは電波が混みすぎるということがあるので、ドコモさんもauさんも300万パケット程度の容量制限をしている。iPhoneの場合は処理の量が多いため特例として1,000万パケットとしている。当面はこのようにしていく。1回のダウンロード容量が今後どうなるかは確認しないとわからない。
――ZTE製の機種があるが、どのようなポジショニングで参入しているのか?
簡単ケータイに今回中国製のラインアップも加えた。
――今日発表された「ユーストリームアジア」はどの国から提供されるのか?
ユーストリームは日本で立ち上げてうまくいけば、順次アジアの国々に展開していく。どの国にいつ頃ということは検討中。
――今後のソフトバンクのアジアでの戦略は?
ソフトバンクはアジアの国々でモバイルインターネットをどんどん広げていきたい。インターネットのアジアナンバー1になるため、現地の会社とも提携を広げていく。具体的な会社や国、時期については準備が出来次第発表していく。
――今回簡単ケータイにもツイッターが搭載されているが、簡単ケータイを利用するユーザーはツイッターの使い方を知らない方が多い。ソフトバンクショップなどでツイッター講座のようなものを開く予定はあるか?
全部のショップでというわけにはいかないが、レクチャーをするような場所のゆとりがあるショップでは、ツイッターやiPhone、ユーストリームなどに関する簡単な講習会を開くことを検討していく。
――ツイッター社と資本提携は考えているか?
現時点ではツイッター社を様々な形で応援していきたいと思っているが、資本提携については現在まだ話合いはしていない。
――今回の新機種のように、ツイッターの機能を搭載したことで、どんどん一般のケータイがスマートフォンに機能が近づいてきている。両者の棲み分けはどうしていくのか?
一般ケータイはどんどんCPUが強化されスマートフォン化されていく。一方でアンドロイドがさらに一般ケータイに進出してくるということもある。スマートフォンは一般ケータイ化し、一般ケータイはスマートフォン化するなど双方向から近づくことになる。
――ソフトバンクのサービス「選べるかんたん動画」がiPhoneなどのスマートフォンで観られるようにはなるのか?
「選べるかんたん動画」の中に「S1」などがあるが、これはすでにiPhoneで観られる。他のコンテンツも今後検討していく。
――Wi-Fiのアクセスポイントは現在約18,000あるが、今後の数値目標は?
アクセスポイントは今後続々と増やしていきたいが、数値目標に関してはコメントを差し控えさせていただく。ただ都心だけでなく郊外の店にも広げていきたい。ソフトバンクのアクセスポイントがあればユーザーが訪れ、店舗の収益も増えるということで我々に賛同するチェーン店が増えてきている。
――「ユーストリームアジア」の具体的な事業展開は?
ユーストリームは日本なりのコンテンツを増やしていきたい。ビジネスモデルとして、音楽のイベントのチケットの販売などに結び付けることができるようにしていきたい。
――iPadの予約が停止されたが、今後はどうなっていくのか?
iPadは予約開始後3日で完売したため、世界中でiPad予約はいったん停止となっている。ただ今後製造が追いつき予約が再開できると思うが、時期についてはコメントできない。
――今後の一般ケータイにユーストリームの機能を搭載することは考えているか?
いずれはやりたいが、スマートフォンと違いソフトウェアの作り込みが難しいため、いきなりはできないがいずれやりたい。今回は携帯のカメラで撮った写真をワンクリックでツイッターにアップロードできるが、それだけでも一般ケータイとしては大変な進歩。ユーストリームでも搭載したいが若干時間がかかる。
《RBB TODAY》
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