【COMPUTEX TAIPEI 2010(Vol.15)】マイクロソフト、次世代組み込みOS「Windows Embedded Compact 7」CTP版を公開
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マイクロソフト OEM部門担当バイス プレジデントのスティーブ・グッゲンハイマー氏は、基調講演で、マイクロソフトがどのようにしてリッチなコネクテッド エクスペリエンスを実現し、パートナーに多様なビジネス機会を提供し続けるかについて説明。講演の製品デモでは、デスクトップPC、スマートフォン、ネットブック、ノートブック、タブレット、スレート、ゲーム コンソール、セットトップ ボックス、サーバなど、Windowsプラットフォームでサポートされている多種多様な組み込み機器を紹介した。
Windows Embedded Compact 7では、Digital Living Network Alliance(DLNA)対応のネットワーク接続端末および新しいメディア ライブラリによりコンテンツの共有や管理が可能。Microsoft AirSyncおよびMicrosoft Exchangeに対応し、会社の電子メールやスケジュール、連絡先に企業ネットワーク経由で接続できる。さらにMicrosoft OfficeおよびAdobe PDFビューアーを使用してドキュメントにアクセスしたり、Windows 7のDevice StageによりPCとデバイス間でデータやメディアを転送するといったことm可能となっている。マルチコアや最新のARMベースのアーキテクチャ、Platform Builder、Visual Studio、Expression Blend、Silverlight for Windows Embeddedなどのツール群に対応すると同時に、性能や信頼性を確保しながら、差別化された組み込み機器をより短期間で市場に投入できる見込みだ。
開発者であれば、Windows Embedded Compact 7 CTP版はサイトよりダウンロード可能。Windows Embedded Compact 7は2010年第4四半期に、組み込み機器を開発・製造するユーザに提供を開始する予定。またCOMPUTEX TAIPEIでのグッゲンハイマーの基調講演およびWindows Embedded Compact 7に関する情報はWindows Embedded Newsroomサイトなどで入手可能となっている。
《冨岡晶》
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