マイクロソフトとノベル、HPCの相互運用で協業 ~ SUSE Linux Enterprise ServerとWindows HPC Serverを使用
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米国マサチューセッツ州ケンブリッジにある両社の協働機関「インターオペラビリティラボ」で開発した技術的取り組みにより、IT担当者を支援するもの。WindowsとLinuxの2つのプラットフォーム間を動的に切り替えられる機能により、IT管理者は自分が選ぶプラットフォーム上で特定のアプリケーションを稼働させることができ、これによってサーバ・ワークロードの均衡をとることが可能になる見込みだ。
両社共通の33の顧客企業がSUSE Linux Enterprise ServerとWindows HPC Serverの双方を使って高度なサーバ・ワークロード・マネジメントを導入しており、両社のHPC相互運用ソリューションに強い需要があるという。なお両社は昨年、ドイツ銀行、ハネウェル・インターナショナル社、テキサス・インスツルメンツ社、東京工業大学など、広範な地域ならびに、金融、ヘルスケア、高等教育、テクノロジなど幅広い産業で、HPCの顧客企業を増やしている。南アフリカ共和国のケープタウンにあるCentre for High Performance Computing(CHPC)はアフリカ大陸最大の公的HPC施設だが、同センターも最近、マイクロソフトとノベルによるクロスプラットフォーム・ソリューションおよびエンタープライズ・サポートを採用したとのこと。
マイクロソフトの戦略的パートナーシップならびにライセンス担当ゼネラル マネージャを務めるテッド マクリーン氏は、「世界中の企業が、2社共同の相互運用性を確保したテクノロジ・ソリューションのメリットを手にしています。両社がHPC市場における現実のニーズに対応できることは、提供したライセンスの数を見ればあきらかです。これらのソリューションは、ノベルの実績あるテクニカル・サポート・プログラムと合わさって、これまでのインフラ投資が将来にわたっても十分役に立つという自信を、従来にも増してお客様企業に与えています」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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