ソニー、単眼レンズで3D静止画撮影が可能な「サイバーショット」 | RBB TODAY

ソニー、単眼レンズで3D静止画撮影が可能な「サイバーショット」

IT・デジタル デジカメ
3D撮影対応の「DSC-TX9」(ダークグレー)
3D撮影対応の「DSC-TX9」(ダークグレー) 全 8 枚
拡大写真
 ソニーは8日、同社コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」の新製品として「DSC-TX9」「DSC-WX5」を発表。8月7日から発売する。予想実売価格は「DSC-TX9」が45,000円前後、「DSC-WX5」が35,000円前後。

 両製品は、裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R(エクスモア アール)」を搭載した、有効画素数1,220万画素のコンパクトデジタルカメラ。これにより、暗所でも高精細な静止画撮影を可能にしたという。「DSC-TX9」が3.5型タッチパネル液晶、「DSC-WX5」が2.8型液晶(タッチパネルは非搭載)となり、「DSC-TX9」の液晶には、同社のデジタルフォトフレームで使用されているコントラストや輝度が高い「TruBlackディスプレイ」を採用した。

 ともにAVCHD形式でのフルHD動画撮影に対応。また、大きな特長として、単眼レンズで3D静止画撮影を可能とした。同社によれば、単眼レンズ一体型デジタルスチルカメラとしては、同日発表現在で世界初の機能をうたう。

 3D撮影の機能は、サイバーショットの「スイングパノラマ技術」の応用によるもの。スイング中に複数の視点からの画像を抽出・生成することで実現可能とした。撮影モードには「3Dスイングパノラマ」、「スイングマルチアングル」の2種類を設け、「3Dスイングパノラマ」では、16:9、ワイド、スタンダードの3つからサイズを選択可能となっている。また、画像は3D対応の液晶テレビ「ブラビア」で楽しむことができるという。

 「スイングマルチアングル」では、3D対応「ブラビア」などで表示する画像に加え、15の視点からなるマルチアングル画像の合計2枚の3D画像を生成。このマルチアングルの画像は、カメラ本体を傾けることにより、本体の液晶画面でも擬似的な3D鑑賞を行なうことができる。

 「高速連写」と「画像重ね合わせ」技術によって、高画質静止画の自動撮影を可能にした新「プレミアムおまかせオート」を搭載。カメラが撮影環境に合わせて自動で最大6枚の画像を連写し、画像の重ね合わせを行なうことで、ノイズ低減処理、逆光補正処理を実行。これにより、一眼レフと同等のノイズレベルを実現したとうたう。

 そのほか、被写体を際立たせる「背景ぼかしモード」、「追尾フォーカス」機能、「美肌モード」などを搭載。また、別売りの「TransferJet」搭載メモリースティック「MS-JX8G」を利用することにより、かざしたり近づけたりするだけで無線データ転送を行なうことも可能となる。

 「DSC-TX9」のおもな仕様は、レンズがカールツァイス「バリオテッサー」、光学4倍ズーム、F値がF3.5~F4.6、焦点距離が35mm判換算で25~100mm。「DSC-WX5」のおもな仕様は、レンズがソニー「Gレンズ」、光学5倍ズーム、F値がF2.4~F5.9、焦点距離が35mm判換算で24~120mm。

 そのほかのおもな共通仕様は、内蔵メモリが約32MB、外部対応メディアがメモリースティックデュオ、PROデュオ、PRO-HGデュオ、SD、SDHC、SDXCカード。記録形式は静止画がJPEG、動画がAVCHD、MP4。インターフェースはAV、USB、HDMIミニ(「DSC-TX9」はHDMI)。「DSC-TX9」の本体サイズは幅97.8×高さ59.5×奥行き17.5mm、重さは149g。「DSC-WX5」の本体サイズは幅91.7×高さ51.9×奥行き21.5mm、重さは146g。

 豊富なカラーバリエーションをそろえ、「DSC-TX9」はダークグレー、レッド、ゴールドの3色、「DSC-WX5」はシルバー、ブラック、ブラウン、バイオレット、ゴールドの5色の展開とした。また、直販のソニースタイルではメール登録を開始。「DSC-TX9」は44,800円、「DSC-WX5」は34,800円となっている。

《小口》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース