エコポイント発行件数、都道府県別傾向は“西高東低”――公式調査より
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エコポイント発行をつかさどるグリーン家電エコポイント事務局は、環境省・経済産業省・総務省が実施する「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」の今年6月末時点での実施状況について発表した。
これによると、個人の申請がスタートした2009年7月1日から2010年6月末までの累積データとして、エコポイントの申請受付数と発行数は、テレビが約1,170万件/約2,052億点、冷蔵庫が約200万件/約227億点、エアコンが約200万件/約177億点。3品目では約1,700万件/約2,455億点に及んだ。
エコポイントの交換について、最も多かったのはクレジット系商品券で全体の45.62%、次いで流通系商品券が24.9%となっており、商品券への交換が全体の7割にのぼっている。
都道府県ごとにエコポイント発行件数を人口数で割り、1,000を掛けた「1,000人当たりの発行件数」を見ると、全国平均は123.7件。同件数で最も多かったのは和歌山県で154.5件、僅差で2位は山口県で154.1件、3位は広島県で151.6件であった。以下、4位は香川県で146.6件、5位は岡山県で145.1件と、トップ5は西日本に集中した。
東日本は全国平均を上回る都道県が数える程度で、東北地方は軒並み平均割れ。最も多い県で秋田の108.9件、最も低い県では岩手の92件となっている。
また、年齢別エコポイント発行件数を見ていくと、30歳以上(80歳以上まで10歳ごとにカウント)が全体の92%を占め、70~79歳で14%、80歳以上で5%と、年齢が高くても積極的に活用していることが読み取れる。一方で、30歳未満の若年層はわずか7%にとどまった。
《加藤》
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