ニコン、フルHD動画撮影対応の初心者向けデジタル一眼レフカメラ | RBB TODAY

ニコン、フルHD動画撮影対応の初心者向けデジタル一眼レフカメラ

IT・デジタル デジカメ
「D3100」(レンズキットのレンズ装着時)
「D3100」(レンズキットのレンズ装着時) 全 8 枚
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 ニコンイメージングジャパンは19日、フルHD動画撮影に対応したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラのエントリーモデル「D3100」を発表。9月16日から発売する。価格はオープンで、予想実売価格は、ボディ単体が65,000円前後、レンズキットが75,000円前後、ダブルズームキットが110,000円前後。

 同製品は、2009年8月発売の「D3000」の後継機で、フルHDの動画撮影機能を新たに搭載。フルHD動画での撮影・編集ができる「Dムービー」と、動画撮影時のフォーカスモード「常時AFサーボ(AF-F)」を装備した。また、ライブビュー撮影に対応。「ライブビュースイッチ」を回すだけで、液晶ディスプレイに撮影画像が表示され、コンパクトデジタルカメラのような感覚で撮影できる。

 従来品と同様、液晶ディスプレイに表示される説明文にしたがうことで、カメラの基本操作から撮影、再生・編集、各種設定などほとんどの操作ができる「ガイドモード」を装備するが、機能をさらに進化させた。「ファインダーで撮る」「ライブビューで撮る」「動画を撮る」の3つから撮影方法を選択できるほか、撮影時の設定項目「テクニックを使って撮る」に「隅々までシャープに撮る」と「水の流れを撮る」の選択項目を追加。本体設定時の項目「設定する」に「動画の設定」「HDMI」「フリッカー低減」「Eye-Fi送信機能」の選択項目も追加した。

 また、撮影時の設定の効果を事前に確認できる「アシスト画像」を表示。たとえば、「背景をぼかして撮る」モードで絞り値を選択する際、アシスト画像の表示が絞り値に応じたぼけ具合に変化するため、撮りたいイメージに合わせて設定しやすくなる。

 カメラの基本性能も従来品から向上。撮像素子はニコンDXフォーマットの23.6×15.8mmサイズCCDセンサーから23.1×15.4mmサイズCMOSセンサーへ、有効画素数は1,020万画素から1,420万画素へ変更になり、より高画質での撮影が可能となった。

 おもな仕様として、レンズマウントはニコンFマウント(AF接点付)。記録形式は、静止画がRAW/JPEG(Baseline準拠)で、RAWとJPEGの同時記録が可能。動画はMOVで、映像圧縮方式はH.264/MPEG-4 AVC。ファインダーはアイレベル式ペンタミラー使用一眼レフレックス式ファインダー、視野率は上下左右とも約95%(対実画面)。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード。ディスプレイは3型液晶。バッテリはリチウムイオン充電池。本体サイズは幅約124×高さ96×奥行き74.5mm、重さは約505g(バッテリ/メモリーカードを含みボディキャップは除く、本体のみ約455g)。付属品はウェライトコア2種/ストラップなど。

 レンズキットに付くレンズは「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」。焦点距離は18~55mm、最大絞りはf/3.5~5.6、最小絞りはf/22~36、レンズ構成は8群11枚(非球面レンズ1枚)、画角は35mm判換算で27~82.5mmレンズに相当。本体サイズは約73mm(最大径)×79.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで)、重さは約265g。単体での価格は36,750円。

 ダブルズームキットに付くレンズはレンズキットのAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRに加え、D3100と同時発表の新製品「AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR」の計2本。AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VRの仕様として、焦点距離は55~300mm、最大絞りはf/4.5~5.6、最小絞りはf/22~29、レンズ構成は11群17枚(EDレンズ2枚/高屈折率レンズ1枚)、画角は35mm判換算で82.5~450mmレンズに相当。本体サイズは約76.5mm(最大径)×123mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、重さは約530g。単体での価格は50,400円。

《加藤》

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