国内サーバ市場、6期連続の2桁マイナス成長にピリオド……IDC調べ
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
国内サーバ市場は、前期まで6四半期続けて2桁のマイナス成長だったが、今期は、前年同期並みの出荷金額に復活。また、出荷台数では、前期に続き2桁のプラス成長となった。2010年第2四半期の市場動向を製品分野別にみると、x86サーバとIA64サーバが好調。両製品分野は、出荷金額を前年同期から25%超増やした。x86サーバは、情報サービス業向けの出荷が好調。IA64サーバは、通信、金融、流通業向けに大型案件があった。一方、メインフレーム、RISCサーバは、前年同期から20%を超えるマイナス成長となった。
ベンダー別では、日本IBMが首位。同社が首位を獲得したのは、2008年第2四半期以来、2年ぶりのこととなり、今期はメインフレームとx86サーバが好調だった。2位は、日本HP。同社が2位を獲得したのは、2007年第4四半期以来のことになる。今期は、IA64サーバとx86サーバが好調だった。3位は、NEC。x86サーバは好調だったが、他の製品分野が振るわなかった。前期まで3四半期連続で首位だった富士通は、4位に後退。x86サーバは好調を維持したが、メインフレームで目立った大型案件がなかった。5位は、メインフレームで大型案件があった日立製作所となった。
一方、出荷台数では、2位のNECと0.5ポイント差で、前期に引き続き日本HPが1位。前期に引き続き、出荷台数の首位争いは接戦で、3位以下は、富士通、デル、IBMの順となった。
《冨岡晶》
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