米インテル、webとテレビが融合した「スマートTV」を紹介……発売は今秋
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
講演の中でオッテリーニ氏は、同社の組み込みプロセッサー「Atom CE4100」と、Googleが提供するAndroidとChromeブラウザベースのプラットフォーム「Google TV」を搭載した2つの「スマートTV」製品を紹介。「スマートTV」とは、「webとテレビを統合した」新しいジャンルを指し、同社が名付けたものとのことだ。
新製品はソニー製のネットテレビとLogitech Revueアドイン・ボックスで、テレビを視聴しながらのweb利用を可能にする。ほかにD-Link、Telecom Italiaといった複数の企業が、「Atom CE4100」を組み込んだ機器を発売する見込みとした。
これら組み込みプロセッサー分野においても同社はビジネスを拡大しており、車載システム、電力管理システム、デジタル・サイネージ(電子看板)など30分野以上の市場に広がっているという。現在、組み込み用途でのAtom利用の顧客案件は3,800件以上にのぼる。
オッテリーニ氏は、「今後、ユーザーは用途に応じて最適な端末を選ぶようになり、特定の端末が優位に立つということはない。インテルのビジョンは、家庭やオフィスの機器に留まらず、車の中やポケットに収まる端末まで、あらゆるweb接続機器の一貫性と相互運用性を確保し、パーソナル・コンピューティングの継続性を創出することだ」とも語った。
《小口》
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