「大学生は、もっとセキュリティ意識の向上を」……マカフィーが警鐘
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まず大学生をターゲットにプログラムを実施する理由については、「高等教育機関は将来の労働者を大量に輩出する組織であり、セキュリティ意識の高い人材を社会に広めるのに理想的な場所だから」としている。また「きわめて優れた学習環境であり、さまざまな分野に関わる人材がいる」ことも挙げられている。
また一方で、大学生自体が犯罪のターゲットになりやすいことも言及している。犯罪者は大学生の名前を使うと簡単にローンを組めるため、大学生の個人情報を不正に取得しようとしている。さらに、大学生は詐欺の被害に遭う可能性をあまり認識していないので、個人情報の保護に対する認識が甘いことも指摘している。社会保障番号や銀行口座の情報といった個人情報の更新を求められたら、フィッシング詐欺の可能性があることを頭に入れて行動すべきだ。実際近年は、個人情報を持つ大学そのものが攻撃対象にされる傾向もあるとのこと。
Javelin Strategy&Researchの2009年における調査結果として、「個人情報の不正取得件数は増えており、2008年の被害者数は1000万人弱で前年比22%増」「被害者が不正取得の損害穴埋めに支出する金額は減少し、被害者1人当たり平均500円」「詐欺の71%は、個人情報が不正取得されてから1週間以内」「個人情報を不正取得する手段は、財布や書類の窃盗が43%を占めており、オンライン経由の不正取得は11%に過ぎない」といった数字も紹介されている。
マカフィーでは個人情報の不正取得のリスクを最小限に抑えるため、以下を大学生向けのポイントとして上げている。
・クレジットカードの利用明細書を確認する習慣を付ける。
・強力なパスワードを使用する
・パソコンをきちんと保護する
・日ごろから十分に注意して行動する。
《冨岡晶》
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