ここまで違った、携帯電話/スマートフォン/iPadの利用者層……DAC、利用実態を調査
エンタープライズ
モバイルBIZ
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
5年以内に、個人も法人も、約4割がスマートフォン/iPadに移行……シードP調べ
-
女子高校生の約3分の1、自分の写真をネットにアップした経験……マカフィー調べ

子会社であるスパイアのインターネット調査「ターゲットリサーチ」を利用し、スマートフォン利用者1217サンプル、一般携帯電話(スマートフォン以外)利用者1200サンプル、iPadユーザー100サンプルからの回答を得た。調査時期は2010年8月。
それによると、それぞれのデバイスで1日1回以上インターネットにアクセスする割合はスマートフォン利用者で77%、iPad利用者で60%と一般携帯電話の約30%を大きく上回った。また、一般携帯電話利用者に比べスマートフォン・iPadユーザーは比較的インターネットの利用頻度が高く、活用の仕方も検索・地図(GPS)・ゲーム・動画・電子書籍など、多岐にわたっていることが判明した。
一般携帯電話利用者は、メール・通話が多く目的に応じて使用。よく利用するサイトはクーポンや着メロ、SNSなどが比較的多く見られた。スマートフォン利用者は積極的に情報収集を行う30~40代のビジネスパーソンで、検索・地図(GPS)・音楽再生などさまざまな機能を一日中使用。約半数近くがスマートフォンで得た情報を元に実店舗を訪れた経験を持つ。iPad利用者は最新のデジタルデバイスの所有率が高い新しいもの好き。⇒自宅のゲーム機器やPC・TVに代わり電子書籍・ゲーム・動画などを娯楽として利用しているといったユーザ像になった。
インターネット総利用時間については、一般携帯電話利用者が150.8分/日、スマートフォン利用者が199.3分/日、iPad利用者が258.6分/日となり、大きく差が出た。時間帯別インターネット利用割合は、いずれの時間帯において一般携帯よりも高く、常に携帯に触れている様子が伺える。また、iPadは夕方~夜(18時~24時)の割合が高く、スマートフォンの割合を超える時間帯も見られ、また、休日はほぼすべての時間帯において平日よりもポイントの増加が著しいことから、自宅での利用が多いことが判明した。
スマートフォン利用者がよく利用する機能・サービスは、検索や地図(GPS)、サイト閲覧等の利用であった。また、iPad利用者のよく利用する機能の上位には、検索や地図(GPS)利用等だけでなく、電子書籍や動画などが見られた。
購入後のメディア利用状況の変化としては、スマートフォン利用者のうち約10%以上の利用者がゲーム機の利用/およびTVや自宅PCの利用が減少したと回答。iPad利用者では、同様の傾向がさらに大きく、15%以上が減少していた。また、モバイルPCの利用が減少したと回答した利用者は23%にも上った。スマートフォン利用者のランキングでは、一般携帯電話独自の機能を使わなくなったことに加え、自宅内でのゲーム・PC・TVといったデバイスの利用が減少している傾向が見られる。また、iPadも同様に自宅内でのメディア利用の減少傾向がみられ、なおかつ減少割合傾向がより顕著だった。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/