今もっとも危険な国別ドメインは「ベトナム(.vn)」だった……マカフィー、ワースト世界分布を発表
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
今回の調査にあたり、マカフィーは2,700万以上のWebサイトを分析。その結果、「.com」(31.3%)と「.info(30.7%)」が、もっともリスクの高いトップレベルドメインであることがあきらかになった。国別では、「日本(.jp)」の総合危険度は0.1%であり、昨年に続き2年連続でもっとも安全な国別ドメインとなった。その他、分析された2,700万のWebサイトのうち、6.2%にセキュリティリスクがあり、昨年の5.8%から増加したことが判明した。
また2010年、国別ドメインのランキングが大きく変化したという。なかでも昨年39位であった「ベトナム(.vn)」は、29.4%がリスクをもたらすと評価され、1位に急浮上した。昨年もっとも危険度が高いと評価された「カメルーン(.cm)」は、36.7%から22.2%とリスクは下がったものの、依然2位にランクインしている。これはサイバー犯罪者が.comのタイプミスを悪用して、ターゲットを悪質なダウンロード、スパイウェア、アドウェア、その他の不審なプログラムに引き続き誘導しているためだ。
2008年、2009年と2年連続で危険なドメイン上位5位にランクインしていた、「西サモア(.ws)」と「中国(.cn)」は、「.ws」は17.8%から8.6%へ、「.cn」は23.4%から4.8%へと安全性が大きく向上した。また「シンガポール(.sg)」は、ドメイン登録する際に適切な書類の作成が必要になったため、ランキングが10位から81位に下がり、安全性が大幅に向上した。昨年もっとも安全な国別ドメインであった日本(.jp)は、2010年も総合危険度は0.1%と、2年連続でもっとも安全なドメインとなった。
《冨岡晶》
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