富士通、無床診療所向けに医療事務一体型電子カルテシステムを販売開始
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
「HOPE/EGMAIN-RX」は、受付から診療、会計、レセプト(診療報酬明細書)作成まで、無床診療所(入院施設を持たない診療所)の業務に必要な、医療事務機能と電子カルテ機能を一体化したシステム。1つのシステムで医療事務と電子カルテの機能を融合させており、医師が診察室にいながら患者の来院状況の確認やレセプトの点検をすること、また事務スタッフが会計確認中に診療情報を参照することが可能となっている。また、富士通の地域医療ネットワークシステム「HOPE/地域連携」との連携機能を標準搭載しており、診療情報を他病院と共有することも可能。
日々の診療で入力した所見が文例として蓄積され、次回の入力時に文例候補として自動表示する機能や、病名・行為登録で入力内容に応じて候補を自動表示する機能なども新たに搭載した。さらに、ワイドディスプレイへの対応により一画面に多くの情報を表示できる。カルテへの入力作業を大幅に軽減する統合入力ツールなど、各種入力補助機能も用意する。富士通の医療事務システム「HOPE/SX-R」から本製品へ移行することも可能(有償)。なお同製品では、紙カルテやレセプトの電子化により、無床診療所一件当たり年間2.2トンのCO2排出量削減を見込んでいる。
価格は税別190万円から(新規で、パソコン2台で導入した場合の最小機器構成の費用。ハードウェア、ソフトウェアの費用を含む)。同社では今後3年間で約3,000システムの販売を目指す。
《冨岡晶》
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