ソニー、文庫本並みの小型電子書籍リーダー「Reader」……電子書籍ストアも開設
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同社は2006年10月からReaderビジネスを開始し、ヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドなど2010年9月現在で世界計13ヵ国に展開。今回の発表で日本国内へ初進出となる。
Readerは両製品とも価格がオープンで、ラインアップと予想実売価格は、5型ディスプレイ搭載の「Reader Pocket Edition(リーダー ポケット エディション) PRS-350」が20,000円前後、6型ディスプレイ搭載の「Reader Touch Edition(リーダー タッチ エディション) PRS-650」が25,000円前後。
ソニーストアでも取り扱い、価格は、PRS-350が19,800円、PRS-650が24,800円。また、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪にて、11月26日から新製品の先行展示を行なう。
Readerは、コンパクトボディにディスプレイを搭載し、電子書籍を閲覧できる電子書籍リーダー。PCを経由し、Reader Storeから電子書籍を購入してダウンロードすれば利用できる。
両製品とも2GBのフラッシュメモリを内蔵し、そのうちユーザー使用領域となる約1.4GBに、約1,400冊(1冊の容量を1MBで計算)分の書籍データを保存可能。PRS-650は、さらに外部メディアとしてMS Duo/MS PRO Duo/MS PRO-HG Duo/MS Micro/SD/SDHCカードに対応する。
対応の電子書籍ファイルは、著作権保護付きXMDFファイル(.mnh)と著作権保護なしXMDFファイル(.zbf)/EPUBファイル(.epub)。ほかにPDFファイル(.pdf)/Textファイル(.txt)に対応する。また、JPEGファイル(.jpg/.jpeg)/GIFファイル(.gif)/PNGファイル(.png)/BMPファイル(.bmp)での写真表示が可能。加えてPRS-650は、著作権保護なしの音楽ファイルでMP3ファイル(.mp3)/AACファイル(.mp4/.m4a/.mov/.qt)の再生も行なえる。
ディスプレイはE Ink製の新世代電子ペーパー「E Ink Pearl」を採用。ナノレベルの白黒顔料により、紙のような白さと印刷のようにくっきりとなめらかな文字表記とし、また、16階調のグレースケールにより、画像やイラストも自然で美しく表示するという。加えて、パネルは、素早い応答速度で軽やかなタッチ操作が可能な光学式タッチパネルディスプレイを採用した。
文字はXSからXXLまで6段階にサイズ変更が可能。紙の本のように自由な書き込むことができ、画面上での手書きのメモやキーボード入力でのテキストメモに対応。画面右上を2回タップするだけで読みかけのページをブックマークし、保存する「ブックマーク機能」を装備。さらに、英和辞典(ジーニアス英和辞典 第四版)/英英辞典(New Oxford American Dictionary Second Edition)による「辞書機能」を備えた。
バッテリはリチウムイオン充電池で、USBバスパワーによる充電時間は約3時間、ACでは同約2時間(別売ACアダプタ使用)。バッテリの連続駆動時間は、テキストベースのXMDFドキュメントを読んでいる場合の目安として約10,000ページ。
PRS-350は文庫本とほぼ同等の大きさで、本体サイズが幅104.6×高さ145.4×奥行9.2mm、重さが約155g。本体カラーはシルバー/ピンク/ブルー。PRS-650は文庫本よりひと回り大きいサイズで、幅119.1×高さ169.6×奥行10.3mm、重さが約215gとなる。本体カラーはシルバー/レッド/ブラック。
Reader Storeは12月10日のサービス提供開始時に2万冊以上の書籍をラインアップする予定。クレジットカードのほか、ソニー製品の購入時などで貯めたソニーポイントによる決済も可能となっている。
※ソニーの直販ショップ「ソニーストア」での情報はこちら
《加藤》
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