日興アイ・アール、「全上場企業ホームページ充実度」発表……CSR・環境対応情報の掲載率も調査
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この調査は、全上場企業3,682社のホームページを対象に、コーポレートサイトとしての「分かりやすさ」「使いやすさ」「情報の多さ」の3つの視点で設定した135の客観的な評価項目(2009年度:131項目)に基づきランキング付したもの。2003年度に開始されて以来8回目となる。なお、このランキングは日本経済新聞デジタルメディアの「NEEDS-Cges」(コーポレート・ガバナンス評価システム)の「情報開示・Webの充実度」項目における指標判断の1つに採用されている。
本年度における全上場企業総合ランキング1位は東芝(東証1部)、新興市場ランキング1位はフィールズ(ジャスダック)となった。東芝は3年連続の1位となった。また前年2位のカプコンは3位にランクダウン。前年5位のNTTドコモが2位に浮上した。総合ランキングの上位トップ10には、情報通信業(NTTドコモ、カプコン、KDDI)および電気機器(TDK、ミネベア、日本電気)の企業が多くランクインしている。
個人投資家向けやガバナンス、CSR・環境対応情報の掲載率は年々上昇してきており、本年度の調査では、CSR・環境対応専用ページ・コンテンツを掲載する企業は全上場企業のうち約51%、ガバナンス専用ページを設けている企業は約26%、個人投資家向け専用ページ・コンテンツを設けている企業は約12%であった。CSR・環境>ガバナンス>個人投資家向けの順にホームページの充実度が高まってきていると考えられる。決算説明会に関しては前年度からほぼ横ばいとなったものの、資料掲載は約52%、動画配信は約13%の企業が実施しており、決算説明会情報の開示は一定水準まで進んでいるとのこと。
《冨岡晶》
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