HootSuite社、デジタルガレージと提携……日本向けにチューンしたアプリ投入も

エンタープライズソフトウェア・サービス

注目記事

2010.12.22（水）13:15

　デジタルガレージは22日、カナダHootSuite Media社と、ソーシャルメディアの管理ツール「HootSuite」（フートスイート）の日本国内でのプロモーションおよび販売について提携した。

　「HootSuite」は、Twitter、Facebook、Foursquare、LinkedIn、mixiといったさまざまなソーシャルメディアを一括して管理できるダッシュボード型のツール。パソコン向けWebサイトの他、iPhoneやAndroidを搭載したスマートフォンや携帯電話向けのアプリケーションで利用可能で、全世界で100万人以上が利用している。日本のユーザーの割合も高く、一部Twitter利用者には人気のツールとなっている。

　ユーザーは、「HootSuite」を利用することで、さまざまなソーシャルメディアを使った情報発信や情報取得、統計データの分析などを同じ画面で行えるようになり、ソーシャルメディアの効率的な運用が可能になる。「HootSuite」には、基本機能を備えた無料サービスと、扱うソーシャルメディアのアカウントを無制限に追加したり統計データを詳細に分析したりできる有料サービス（PRO版およびEnterprise版）が用意されている。デジタルガレージは、有料アカウントの国内における総代理店として、プロモーションや販売を行う。

　またこれにあわせ、HootSuite社は、日本の携帯電話向けにTwitterとmixiのソーシャルネットワークを利用・管理できるアプリ（ベータ版）をリリースした。このベータ版は、日本の市場向けに設計されたもので、独自のコミュニケーション文化を考慮したものになっているという。現在は一部ユーザにのみ提供されており、フィードバック作業を行っているとのこと。さらに同社では、BlackberryとAndroid向けアプリケーションの日本語版の提供を開始した。

《冨岡晶》