ソフォス、昨年末期の「スパム送信国ワースト12」発表……米が引き続き送信国第1位に
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前回に引き続き、ワースト1位だったのは米国で、ジャンクメール5件のうちのほぼ1件、スパムメッセージ全体の18.83%が米国から送信されていた。英国でのスパム件数は、2010年7~9月と比べ、総配信数の5%から4.54%へと減少したが、順位は前回と同様、ワースト5位だった。欧州におけるスパムメッセージ送信数の全体的な割合は、前回と比べ減少。日本は0.67%で33位だった。
ワースト12に名を連ねる各国の顔ぶれに変化はないが、送信されるスパムがより悪質化しているという。医薬品の広告などを件名にしたスパム被害では、米国内で約3千6百万人が未認可のオンライン販売業者から薬を購入したと報告されている。一方で、マルウェアの拡散や、ユーザー名、パスワード、個人情報などを盗み出すことを目的とするメッセージも増加傾向にある。また、「スピアフィッシング」と呼ばれる、標的を絞ったメール攻撃、FacebookやTwitterを始めとするソーシャルネットワークへの不正メッセージ拡散についても、増加しているとのこと。
ソフォスでは、「巧妙なスパム技術が次から次へと生まれており、インターネットユーザーは、サイバー犯罪者によるこのような新しい手口に注意する必要がある」とし、「このような状況に対抗するには、信頼できる相手のソーシャルネットワークページに載っているリンクであっても、不審な場合には、十分に注意すること」だと注意を呼びかけている。
《冨岡晶》
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