日本SGI、“MAID技術”を採用した新ディスクアレイ製品シリーズ「SGI COPAN 400」発売
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「SGI COPAN 400」は、デープライブラリ装置が担ってきた大容量データの長期保存を、MAID技術を活用して効率よく行えるように設計されたディスクアレイ製品。米国SGIが2010年2月に買収したCopan Systemsの製品ラインを継承したもので、日本SGIとして今回初めて国内市場に投入する。
MAID技術の採用に加えて、フル稼働時の最大回転ドライブ数を25%または50%に設定して省電力化を推し進めた。MAID技術によりデータの読み書きがされていないディスクドライブを停止させるとともに、稼働するディスクドライブ数も制限してしまうことによって、電力消費を最大75%まで削減可能。25%設定のフル稼働時で1シェルフ構成時635ワット、8シェルフ構成時で3,861ワットと低消費電力で運用できる。高密度化も図られており、最大112台のSATA(Serial ATA)ディスクドライブが搭載可能な高さ4.5Uのシェルフをラックあたり8台搭載できる(ラックあたりの最大ディスクドライブ数は896台、最大1,792TB)。
シリーズラインアップは、標準モデルの「SGI COPAN 400M」、仮想テープライブラリモデルの「同400T」および「同400TX」の3モデルで構成。400Tおよび400TXは、400Mと必要な仮想テープライブラリ用ソフトウェアが導入されたサーバをあらかじめ組み合わせた製品となっている。いずれも比較的アクセスの少ないデータを大量に長期保存するアーカイブ用途向けの製品となり、主に研究機関などのHPC分野、放送・出版などのメディア業界を対象に販売する予定。価格は「SGI COPAN 400M」が1,900万円(税抜、最小構成:1シェルフ112TB)、「SGI COPAN 400T」が2,600万円(最小構成:1シェルフ112TB)。
《冨岡晶》
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