田中氏と後藤氏は、東電や国の見通しの甘さとして「水素は発生するだろうが、外へは漏れないと思っていた可能性がある」「健全性は保たれたと言っているが、確認ができていない」などコメント。さらに情報開示の点でも、政府(首相官邸)のホームページに公開されている原子炉圧力や水位の時系列データに、11日(地震発生当日)のデータがなく、重要な初期の運転データが欠落していることに不満を述べた。
また、原発の危険性について言及するのは流言飛語という見解もあることに対しては、「大丈夫大丈夫というのも流言飛語だ」(田中氏)とし、しっかりとした可能性も含めて公開すべきだとの見方を示した。