カセットボンベ式発電機が活躍
ブロードバンド
その他
注目記事

ポータブル発電機は、ガソリンを燃料とするものが一般的で、そのほうが通常時には入手しやすく、長時間運転ができる。
ただ、東日本大地震のような大規模災害では流通が停滞し、ガソリンが不足する。一般家庭では燃料の保管も簡単ではない。
ホンダは昨年3月25日からカセットボンベを使った発電機『エネポ』(enepo)を発売した。年間販売目標は9000台。今回の大地震では支援物資として1000台の発電機を被災地に寄付したが、そのうちの500台がエネポだった。
この3月には通常の5倍の受注が殺到しているが、部品メーカーの被災で「生産、増産に向けて検討中。メーカー在庫はない」(広報担当)状態。
また、三菱重工はポータブルガス発電機として、その特長をホームページでもアピールしている。同社の『MGC900GP』はカセットボンベだけでなく、都市ガスの代替として使うプロパンガスボンベを使用して、長時間運転も可能だ。
同型のカセットボンベ仕様(MGC900GB)だと約1時間の発電だが、5kgのプロパンガスボンベで約10時間の連続運転が可能だ。
カセットボンベ2本を使った発電機の定格出力は、100V(ボルト)で850〜900(VA)ボルトアンペアが平均だ。
ボルトアンペアとは有効電力と無効電力を合算した電力(皮相電力)のことで、家庭用電力ではほぼW数(ワット・有効電力)と同じになる。
《中島みなみ@レスポンス》
特集
この記事の写真
/