東芝、機器間を横断する「レグザワールド」を新展開
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
同社は、東芝の映像事業とPC事業を統合した新会社で、主力ブランド「レグザ」を統括展開する役割を担う。発足と同時に、これまで製品別であった各部門を、世界の地域別4部門に再編成した。同社社長の大角正明氏は、新興国を中心としたテレビ・PC市場の拡大、タブレット需要の増加、グローバル化の重要性を組織再編の理由として挙げ、液晶テレビ/ノートPCの合計台数シェアにおいて「2010年度の3,300万台から2013年度の6,000万台を目指す」と説明した。
「ひろがるレグザワールド」として発表された新商品は、レグザの最高峰モデルとなる3D液晶テレビ「レグザZG2」シリーズ(42/47/55型)、パーソナルサイズの3Dテレビ「レグザZP2」シリーズ(26/32型)、Android3.0/デュアルコアプロセッサー搭載の10.1型タブレット「レグザタブレット AT300」、高級AVモデルの裸眼3Dノート「dynabook Qosmio T851/D8CR」、Blu-rayディスクレコーダー「レグザブルーレイ RD-BZ810/BZ710/BR610」、Blu-rayディスクプレーヤー/ライター「レグザブルーレイ D-BR1」。サービスでは、電子書籍「ブックプレイス」の開始がアナウンスされた。
これにより、従来のラインアップと今回の新製品とを合わせ、4型のスマートフォン「レグザフォン」から55型の大画面液晶テレビ「レグザ」までをレグザブランドで固めたことになる。
加えて、機器間のリンク機能も備えている。例えば、テレビとタブレットのリンク機能として、「レグザタブレット AT300」は、専用アプリ「レグザAppコネクト」を用いて「レグザ」や「レグザブルーレイ」をコントロールできるなど、リモコンとしての機能を有する(「レグザフォン」からも同様の利用が可能)。また、2011年中には映像コンテンツをストレージできる「レグザサーバー」の商品化も予定し、サービスや周辺機器までを含めて「レグザ」ブランドの統一化を図りたい構えだ。
会場に展示された実機でとくに目を引いたのは、東芝初となるAndroidタブレット「レグザタブレット AT300」と、裸眼3Dノート「dynabook Qosmio T851/D8CR」。前者は最新OSとデュアルコアプロセッサーのTegra 2採用により、先行するモトローラやLG、サムスンと並ぶスペックを備えた。これにより、国内メーカーとしていち早く世界のタブレット競争へと参加したことになる。
「dynabook Qosmio T851/D8CR」は、従来の高級AV/テレビノート(デジタル3波ダブルチューナー搭載)としての側面と、裸眼立体視を両立したハイエンドモデル。15.6型フルHD液晶を備え、裸眼3Dに加え、3D/2D同時表示、2D3Dリアルタイム変換などの高度な技術を盛り込んだ。なお、「レグザタブレット AT300」は6月下旬、「dynabook Qosmio T851/D8CR」は7月下旬から発売予定。価格は前者が60,000円前後、後者が230,000円前後となっている。
同社はさらにグラスレス3Dについて、今回発表したノートPCに続いて大画面の液晶テレビ、タブレット端末での展開を予定しているとした。2011年度中の商品化を目指すという。
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