去年の12倍の地域も!厳しかった花粉シーズンが終了
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2011年のスギ、ヒノキ花粉は全国的に昨年を大きく上回る飛散量となった。特に東日本や北日本の太平洋側では昨年の5倍以上の地域が多く、静岡県では約12倍の大量飛散となった。
今シーズンは、1月下旬から関東地方などで花粉が飛散し始め、その後、徐々に飛散エリアが拡大。東海地方では、昨年よりも半月ほど早く花粉シーズンに入った。2月下旬には関東地方で春一番が吹くなど暖かくなった日があり、急激に飛散量が増加して症状が悪化する人も増えた。
東日本大震災の起きた頃から東北地方でも花粉の飛散量が増え始め、東北地方では症状が悪化し始めた人も多かったという。被災地周辺からは余震でスギの木が揺れ、花粉が飛散しているとの報告も届いたようだ。4月に入ると東北地方のスギ花粉は飛散のピークを迎え、西・東日本ではヒノキ花粉のピークに。その後、4月下旬には次第に飛散量が少なくなっていったが、ゴールデンウィークには大陸から黄砂が飛来し、花粉症の症状が悪化した人もいたようだ。
本格花粉シーズンは4月下旬から5月上旬に終了。昨年より1ヵ月ほど長くなったところもあった。また、症状も昨年よりも辛く感じた人が多く、花粉症用の薬が効きにくかった人や、今年から花粉症が発症したが増えたようだ。
《織本幸介》
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