【Interop Tokyo 2011(Vol.23)】日本フルハーフ、実物大の「ISOコンテナデータセンター」を展示
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同社は冷凍コンテナやJR用のコンテナなどで実績のあるメーカー。今回の製品がコンテナデータセンター事業への初参入となる。最大の特徴はISO規格に準拠していること。「海外ではISO準拠のコンテナデータセンターはあるが、日本ではない。サイズもまちまちで、空調機が別だったりということもある。当社の製品は、(規格に準拠しているため)トレーラーに積んで運び、現場で下してつなぐだけと簡単だ」「注文が入ってから約3ヵ月で設置できる」と担当者は説明する。
展示されていたのは20フィートのコンテナにシステムラック8台(1ラック 32サーバ)を搭載したもの。車両空調分野で実力のあるデンソーと共同開発した熱交換機を天井部に32枚搭載している。また、ラックごとにIT機器を前面搭載と前面/背面搭載の混在が可能。分散PDU、ラックブレーカー、コンセント内蔵(出力AC100V、AC200V、DC24Vへの対応可能)、状態監視や温度/湿度/外気温など情報履歴へのアクセス機能も提供される。
担当者は、データセンターを分散化したい、バックアップ用に活用したいという要望が増えているほか、自治体が独自に使うというケースも考えられるとしている。
展示ブースでは中に入って見学したいという順番待ちの列ができていた。今年の秋を目途に量産し、拡販していくという。
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