日本HP、x86サーバ最上位機種「DL980 G7」にインテル Xeon E7ファミリー採用 | RBB TODAY

日本HP、x86サーバ最上位機種「DL980 G7」にインテル Xeon E7ファミリー採用

エンタープライズ ハードウェア
DL980 G7外観
DL980 G7外観 全 1 枚
/
拡大写真
 日本ヒューレット・パッカードは15日、x86サーバ「HP ProLiantサーバ」の最上位モデル「HP ProLiant DL980 G7」に、最新インテルXeonプロセッサーE7ファミリーを搭載した機能強化モデルを追加、販売を開始した。価格(CTO構成時)は363万0900円~(税抜345万8000円)。

 新しい「DL980 G7」機能強化モデルは、HP独自の「PREMAアーキテクチャー」を搭載したスケールアップサーバの最上位モデル。Xeon E7ファミリー採用により、インテルXeonプロセッサー6500/7500番台(最大1P/8コア)搭載の従来モデルに比べて、1プロセッサーあたりの最大コア数を10コアまで拡張し、サーバ1台で最大80コア(8P/80コア)を実現したのが特徴となる。なお非営利業界団体の「SPEC」(Standard Performance Evaluation Corporation)のSPECint_rate2006で「2,080」、SPECfp_rate2006で「1,420」という、8ソケットx86環境での世界最高性能を記録したとのこと。

 仮想化テクノロジーの導入においては、プロセッサー数の集約、物理的なサーバ数を削減することで、管理工数やソフトウェアライセンス費用の大幅削減を実現した。たとえば、合計240コアのシステムを構成する場合、従来の2P/12コアサーバでは20台必要になるのに対し、8P/80コアの「DL980 G7」であれば、わずか3台で実現できる。同様に、合計240コアのシステム向けにソフトウェアを購入する場合、従来の2P/12コアサーバでは40プロセッサー必要になるのに対し、8P/80コアの「DL980 G7」であれば、わずか24プロセッサーで実現できるため、プロセッサー・ライセンス形態のソフトウェアのライセンスコストを40%削減することができる。

 メモリセキュリティの新機能としては、2つのDRAM障害を保護する「DDDC」(Double Device Data Correction)を実装。これにより、従来のSingle Device Data Correction(SDDC)に比べ、DIMMの交換回数およびシステムメモリクラッシュのリスクを低減した。1.35V低電圧メモリもサポートし、従来の1.5Vのメモリに比べて、最大約10%の省電力化が可能。メモリ容量は、最大2TB(16GB DIMM×128スロット)を搭載可能。なお、近日中には、32GB DIMMにも対応し、メモリ搭載容量を現在の2倍となる最大4TBに拡張する予定。

《冨岡晶》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース