国内IT市場は2012年に回復基調へ……IDC予測
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今年の国内IT市場は、東日本大震災や原発事故、電力不足、円高などの影響により全体として低調で前年比マイナス成長になるとしている。2011年の国内IT市場は、前年比成長率マイナス2.4%の12兆3,863億円。また国内通信サービス市場は11兆250億円で、前年比成長率プラス0.5%となっている。
中でもITサービス市場は4兆8,541億円で前年比成長率マイナス1.8%、パッケージソフトウェア市場は2兆1,493億円でマイナス6.5%、ハードウェア市場は5兆3,829億円でマイナス1.1%と予測している。
また通信サービス市場を構成するサブマーケットである固定網音声サービス市場、固定網データ通信サービス市場、移動体音声サービス市場、移動体データ通信サービス市場の市場規模は、それぞれ1兆9,599億円(マイナス9.9%)、2兆6,007億円(プラス4.2%)、3兆4,227億円(マイナス3.8%)、3兆417億円(プラス10.8%)と予測している。国内通信サービス市場は、移動体データ通信サービス市場の成長によって、2011年全体でプラス成長に転じるようだ。
一方2012年は復興需要や外需の牽引により、日本経済の回復が見込まれている。同年の国内IT市場、国内通信サービス市場の市場規模は、それぞれ12兆8,233億円(プラス3.5%)、11兆1,816億円(プラス1.4%)となっている。
また震災後の首都圏の電力不足により、しばらくは自社のデータセンターを東海以西に移す動きが見られたが、現在は日本全国で電力不足が懸念される状況になったことを踏まえ同社は、「ITベンダーは韓国など近隣国でのデータセンターと高速回線のサービスを選択肢として用意すべきである」とコメントしている。
《RBB TODAY》
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