パイオニア、電子黒板の機能拡充&デジタルネットワーク教卓
エンタープライズ
その他
注目記事

総務省と文部科学省が連携して行っている「フューチャースクール推進事業」と「学びのイノベーション事業」。同社によれば、今回の機能拡張および新製品の開発は、両事業が想定する「学びの未来」に向け、フューチャースクール時代を先取りするものであるという。
国内シェアトップ(同社調べ)の電子黒板シリーズ「サイバーボード・システム」には、「ネットワークディスプレイ機能」「シンプル画像比較」「教科メモリフォルダ」などの新機能が追加された。
「ネットワークディスプレイ機能」では、サーバなしで生徒用の端末を最大40台まで接続することができ、ボタン1つで生徒が見ている画面を電子黒板側に送り込んだり、双方で書き込むことが可能となる。また「シンプル画像比較」により、生徒用端末から送られた画像を電子黒板上で複数を同時に並べて表示することが可能。またフォルダの写真や画像を2、4、6、9、12、16、25、36、42の任意の数で一覧表示することができる。
また「教科メモリフォルダ」では、教科別、単元別に授業で使用したコンテンツを保存し、次回の授業で「振り返り」を行う際に素早く表示することができるタイムマシンのような機能を果たすという。
また同日発表になった「デジタルネットワーク教卓」は、生徒用のタブレットPCなどの端末を40台まで無線LANにより接続し、教師側で問題の配布から生徒の回答の回収・提示までをタッチパネル操作で行えるというもの。
専用サーバーを必要とせず簡単にネットワーク構築が可能で、既存のプロジェクタや大型テレビと接続すれば、生徒全員へ画面を提示する一斉提示学習にも瞬間的に切り替えられるという。「デジタルネットワーク教卓」は、今秋の発売を予定している。
《田崎 恭子》
特集
この記事の写真
/