2015年の国内サーバ市場、「通信/メディア」分野がトップに
ブロードバンド
その他
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
首都圏のデータセンターのシェア、2010年国内市場の72%……IDC調べ
-
国内PCサーバ出荷、富士通が3位に躍進。NEC・HPと3強時代に突入 ~ MM総研調べ

2010年の国内サーバ市場規模は4,505億円(前年比6.3%減)だった。サーバ出荷額の成長率では、「公共/公益」、「情報サービス」、「証券/その他の金融」、「卸売」、「組立製造」などが前年から比較的高い伸びを示す一方、前年に最も高い成長率を示した「一般サービス/その他」は、同42.4%減と大きく落ち込んだ。前年トップの「官公庁」は前年比38.6%減となった。前年は、「地球シミュレータ」を含むHPC用途の大型案件が複数あり、その反動だという。
また2015年の国内サーバ市場規模は3,998億円と予測されており、2010年からの5年間の年平均成長率はマイナス2.4%を見込んでいる。産業分野別出荷額では、「通信/メディア」が「組立製造」を抜きトップとなるという。
同社のサーバー リサーチマネージャーの林一彦氏は、「今後成長が期待できる製品分野であるx86サーバーでは、「通信/メディア」と「情報サービス」、「公共/公益」に注目すべきである。「通信/メディア」と「情報サービス」はいずれも、クラウドサービスなどのデータセンター向けの需要や、スマートフォンなどのモバイル通信機器と次世代通信サービスを組み合わせた市場の伸びが期待できる。一方、「公共/公益」は、代替エネルギーなどの導入によるスマートグリッドやスマートシティーの制御に必要なサーバーの需要が活性化する」と述べている。
《RBB TODAY》
特集
この記事の写真
/