KDDI研、様々なOSに簡単に対応できるクラウド構築基盤の研究開発に成功
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従来の多くのIaaSで対応可能なOSは、Windowsや一部のLinux系OSに限られていたため、多くの企業が利用しているSolaris for SPARC、HP-UX、z/OSなどのOSで動いていたITシステムは、クラウド環境に移行することが困難な場合が多かった。また、OSごとに必要なハイパーバイザ(サーバ仮想化ソフトウェア)が異なるため、さまざまなOSで構成されたITシステムをすべてクラウド環境に移行するためには、複数のハイパーバイザを使いこなす必要があった。
今回研究開発されたクラウド構築基盤では、IaaS事業者はハイパーバイザの違いを利用者に意識させずに、異なるOSの仮想マシンが混在したクラウド環境を作り出すサービスを提供できる。これにより、利用者は仮想マシンのOSを指定するだけで、適したクラウド環境を即座に作ることができるという。本技術では、仮想マシンのOSとハイパーバイザの組み合わせ、および、ハイパーバイザと物理サーバの組み合わせを関連付けて管理し、仮想マシンのOSが選択されると、クラウド構築基盤は適切な物理サーバを自動的に選択する。また、ハイパーバイザごとの制御ドライバをモジュール化して、適切なドライバをクラウド構築基盤へ動的にインストールすることで、新しいハイパーバイザの追加などにも柔軟に対応可能とした
《冨岡晶》
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