デル、仮想化環境に適合した次世代ストレージ新製品群を発表……「Fluid Dataアーキテクチャ」を強化
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発表された新製品は、「Dell EqualLogic FS7500」のほか、スケールアウト型iSCSI SANストレージの新製品「Dell EqualLogic PS6100シリーズ」「DellEqualLogic PS4100シリーズ」、および「Dell EqualLogic ファームウェア バージョン5.1」。これらの新製品群は、デルのストレージ戦略の基盤となる「Fluid Dataアーキテクチャ」を強化するものとなっている。Fluid Dataアーキテクチャは、効率的なストレージ運用と柔軟なデータ管理を可能にする技術基盤で、仮想化環境ならびにクラウドコンピューティングのさまざまなサービスにおけるデータ管理基盤を自動最適化し、ユーザのビジネスの生産性を向上させるとのこと。
Dell EqualLogicシリーズに新たに加わった「FS7500」は、ミッドレンジ向けに最適化されたスケールアウト型ユニファイドストレージ。既存のEqualLogic iSCSI SANスケールアウト型ストレージと連携し、スケーラブルNASの機能を拡張する。ビジネス要件に応じて、ブロックおよびファイルストレージの容量を動的に変更できるため、仮想化環境での利用に最適とのこと。また、2010年に買収したExanet社の最新技術を実装した高性能のクラスタファイルシステムDell Scalable File System(DSFS)を搭載しており、単一のファイルシステムを最大510TBまで拡張可能。参考価格は420万円~。
スケールアウト型iSCSI SANストレージ製品の「PS6100」および「PS4100」は、前世代と比較し約60%のIOPS性能の向上と、ラックスペース効率を最大50%向上させた。容量や性能のニーズに応じて段階的に増設や取り外しでき、ストレージプール内のメンバー(筐体)間やメンバー内で動的に負荷分散が可能。参考価格は207万円~。
「Dell EqualLogic ファームウェア バージョン5.1」は、EqualLogicストレージの性能と拡張性を向上させ、業界ではじめてiSCSIにおけるDCB(データセンター・ブリッジング)をサポートするとともに、従来の自動ロードバランシング機能を拡張した。Dellのサポート契約を締結していれば、EqualLogicサポートサイトより即日ダウンロード可能。
《冨岡晶》
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