NEC、サーバとストレージのネットワーク統合技術を開発……高い拡張性を低コストで実現
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日本電気(NEC)は12日、高い拡張性を低コストで実現する、大規模データセンターで利用可能なサーバとストレージのネットワーク統合技術を開発したことを発表した。
ここ最近、データセンターの大規模化により、サーバの仮想化やストレージのネットワーク化(SAN)のため、サーバをつなぐLANやストレージをつなぐSANの接続インターフェイスを統合する「I/O統合」が進められている。しかし、現在のI/O統合技術の1つである「FCoE」(Fibre Channel over Ethernet)のネットワークでは、FCoEスイッチに負荷が集中するため、大規模なデータセンターへの適用が困難だった。また、イーサネット上で発生するデータのロスを防ぐために専用のスイッチが必要となり、従来のスイッチが使えない課題があった。
今回NECでは、FCoE上で行われるデータ転送処理と管理制御処理を分離する技術を開発。管理制御処理をソフトウェアにて実現し、データ転送処理は従来のイーサネットスイッチを利用可能とした。これにより、性能のボトルネックと同時にコスト高となっていたFCoEスイッチを使用することなく、データセンターの規模に応じた柔軟な構成を低コストに実現可能となったという。
、またサーバとストレージのネットワークインターフェイス部分に、データロスを防ぐための順序制御、再送制御を行う機構を新たに開発して搭載した。これにより、専用イーサネットスイッチが不要になり、既存の安価なスイッチでFCoEを実現できるとのこと。
なお本研究開発成果の一部は、2010年度総務省委託研究「グリーンネットワーク基盤技術の研究開発」によるものとなっている。
ここ最近、データセンターの大規模化により、サーバの仮想化やストレージのネットワーク化(SAN)のため、サーバをつなぐLANやストレージをつなぐSANの接続インターフェイスを統合する「I/O統合」が進められている。しかし、現在のI/O統合技術の1つである「FCoE」(Fibre Channel over Ethernet)のネットワークでは、FCoEスイッチに負荷が集中するため、大規模なデータセンターへの適用が困難だった。また、イーサネット上で発生するデータのロスを防ぐために専用のスイッチが必要となり、従来のスイッチが使えない課題があった。
今回NECでは、FCoE上で行われるデータ転送処理と管理制御処理を分離する技術を開発。管理制御処理をソフトウェアにて実現し、データ転送処理は従来のイーサネットスイッチを利用可能とした。これにより、性能のボトルネックと同時にコスト高となっていたFCoEスイッチを使用することなく、データセンターの規模に応じた柔軟な構成を低コストに実現可能となったという。
、またサーバとストレージのネットワークインターフェイス部分に、データロスを防ぐための順序制御、再送制御を行う機構を新たに開発して搭載した。これにより、専用イーサネットスイッチが不要になり、既存の安価なスイッチでFCoEを実現できるとのこと。
なお本研究開発成果の一部は、2010年度総務省委託研究「グリーンネットワーク基盤技術の研究開発」によるものとなっている。
《冨岡晶》