放射線教育用アニメを放医研が一般公開…高校生知識で理解
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今回公開されたのは、「サーベイメータの取扱い」と「放射線の性質と防護」で、10月には「スペクトル解析と応用I(ヨウ化ナトリウム検出器)」「スペクトル解析と応用II(ゲルマニウム半導体検出器)」が追加公開される予定だ。いずれも章ごとに配信されており、全体で約30分の構成となっている。
東京電力福島第一原子力発電所の事故以後、国民の間に、放射線や被ばく線量についての心配が広がり、国民や地方自治体が独自に線量測定をするようになってきているが、誤った使い方で測定器を使用すると測定結果も不正確になり、誤った解釈は心配を助長する結果にもなりかねない。このことから放医研では、放射線について正しい知識を持ち、正しく測定してもらうことを目的に、独自開発の「放射線教育用アニメーション」の公開を開始したという。
コンテンツは、白川芳幸研究基盤部長らが平成13年から開発を続けているアニメと実写を用いた教育ツールのひとつで、原則として高校生の知識でも理解できるレベル(一部、大学生の知識レベルが必要)で、一般向けに作られたという。
《田村 麻里子》
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