日本オラクル、「Oracle VM 3.0」「Unbreakable Enterprise Kernel」提供開始 | RBB TODAY

日本オラクル、「Oracle VM 3.0」「Unbreakable Enterprise Kernel」提供開始

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 日本オラクルは12日、企業システムのサーバ仮想化製品「Oracle VM 3.0」と、Oracle Linuxにおいて高性能・高信頼・最新技術の提供を実現するカーネル「Unbreakable Enterprise Kernel」の国内提供を行うことを発表した。

 「Oracle VM 3.0」は、Intel x86アーキテクチャ上で稼働するハイパーバイザ型のサーバ仮想化ソリューション。新しいポリシーベースの管理機能と「Oracle VM Storage Connect Plug-in API」経由での高度なストレージ管理機能を有しているのが特徴。ネットワーク構成の集中管理、より使いやすい管理機能を持ち、Open Virtualization Format(OVF)をサポートしている。オラクル製のデータベース・ミドルウェア・アプリケーションをテンプレート化した「Oracle VM Templates」も90種類以上を取りそろえている。また「Oracle VM 3.0」では、1仮想マシンあたり最大128仮想CPUをサポートしている。ゲストOSとして「Oracle Linux」「Oracle Solaris」、Microsoft Windowsを含む主要オペレーティングシステムをサポートする。「Oracle VM 3.0」は無償でダウンロード可能で、ライセンス費用も無償。同日より提供が開始されている。

 また同日、Oracle Linuxにおいて高性能・高信頼・最新技術の提供を実現するカーネル「Unbreakable Enterprise Kernel」を国内提供することも発表された。「Unbreakable Enterprise Kernel」は、Red Hat互換カーネルと比較して、OLTP性能試験において75%以上のパフォーマンスの向上を実証している。InfiniBandメッセージングは200%のスピードアップ、ソリッドステートディスクアクセスでは137パーセントの高速化とのこと。大規模NUMAサーバ向けの最適化も行われているという。「Unbreakable Linux Kernel」は、オラクルがオラクルのソフトウェアで使用するために推奨しており、「Oracle Exadata」と「Oracle Exalogic Elastic Cloud」でも採用されている。なお「Oracle Linux」は「Unbreakable Enterprise Kernel」とRed Hat互換カーネルの両方を備えている。なお「Oracle Linux」では、「Ksplice」によるゼロ・ダウンタイムでのLinuxカーネルへのアップデートを提供するとしている。

《冨岡晶》

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