富士通、世界最高性能のスケーラブルファイルシステム「FEFS」発売……総スループット1TBを実現
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「FEFS」は、複数台のPCサーバを並列処理させる「PCクラスタシステム」において、計算ノードからの大量データの読み込み・書き込みの高速並列分散処理を可能にするソフトウェア。ファイルシステム側において性能のボトルネックが発生することを解消し、高速かつ大量のデータ処理を実現したのが特徴。
「FEFS」は、オープンソース・ソフトウェア「Lustre」をベースに、独自の機能強化を加えられており、「Lustre」の約1~3倍となる、1秒間に数万個のファイル生成が可能なメタデータ操作性能を持っている。数十台規模のPCクラスタシステムから最大100万台の超大規模システムまで、さまざまなシステムに対応できる。データ容量の要件に合わせて、ファイルシステムをテラバイト規模から最大で8エクサバイト(ペタバイトの1,000倍)まで拡張可能。計算ノード数十台規模のシステムでは、価格性能比に優れたファイルシステムとして利用でき、最大では100万台規模のPCクラスタまで利用可能とのこと。
今後は同社のPCサーバ「PRIMERGY」、ストレージシステム「ETERNUS」、および「FEFS」を組み合わせたファイルシステムソリューションの提供を進めていくとのこと。最小構成は「PRIMERGY RX300 S6」×4台(「InfiniBand」接続)、「ETERNUS DX80 S2」×3台、「FEFS」ライセンスのセットで、システム価格は2,143万円より。
《冨岡晶》
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