キヤノン、実売65万円前後のデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X」…シリーズのフラッグシップモデル | RBB TODAY

キヤノン、実売65万円前後のデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X」…シリーズのフラッグシップモデル

IT・デジタル デジカメ
「EOS-1D X」に別売のレンズ「EF50mm F1.2L USM」を装着したイメージ
「EOS-1D X」に別売のレンズ「EF50mm F1.2L USM」を装着したイメージ 全 2 枚
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 キヤノンは、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「EOS」の最上位機種「EOS-1D X」を発表した。販売開始は2012年3月下旬。価格はオープンで、ボディ単体の予想実売価格は650,000円前後。

 これまで「EOS」の最上位機種は、高画質性能モデル「EOS-1Ds」と高速性能モデル「EOS-1D」の2シリーズであった。今回、発表の「EOS-1D X」は両シリーズを統合し、高画質性能と高速性能を兼ね備えた「EOS」のフラッグシップモデルとなる。

 プロの撮影現場に求められる高度な性能に対応し、新開発した35mmフルサイズで約1,810万画素のCMOSセンサーを搭載。映像エンジンは、「DIGIC 4」の約17倍の処理能力を持つ新たな「DIGIC 5+(プラス)」を採用。これを2基装備した「デュアルDIGIC 5+」とし、静止画撮影常用ISO感度を最高ISO 51,200にまで拡大したという。

 AE/AF性能においては新たなAEシステムを採用。10万画素のRGB測光センサーと「DIGIC 4」を組み合わせ、明るさだけでなく被写体の顔や色の認識が可能となった。また、従来機種「EOS-1D Mark IV」(2009年12月発売)のF2.8測距と同等の精度を持つF4.0対応の測距センサーを採用。これを20点配置した総測距点数61点の新AFセンサーを搭載し、被写体の捕捉率とピント合わせの精度が向上したという。さらに、新AEシステムと新AFセンサーの連携で、被写体の顔や色を追尾してピントを合わせ続けられるようになった。

 こうした高画質性能に加えて高速性能の面では、「デュアルDIGIC 5+」の搭載により、最高約12コマ/秒(ISO 32,000以上では最高約10コマ/秒)の高速連写機能を搭載。さらに、ミラーアップ撮影でJPEG記録時には最高約14コマ/秒の超高速連写も可能にした。

 おもな仕様として、レンズマウントはEFマウントで、EF-Sレンズを除くEFレンズ群の使用が可能。記録形式はJPEG/RAW(14ビット、同社独自)で、RAW+JPEGラージの同時記録が可能。記録メディアはCFカード(タイプI、II準拠、UDMAモード7対応)。フルHD動画撮影機能も備え、映像記録形式はMPEG-4 AVC/H.264(MOV)、音声記録形式はリニアPCM。3.2型液晶ディスプレイを搭載。PictBridgeに対応し、インターフェースはHDMIミニ/アナログ映像/ステレオ音声/3.5mmステレオミニ/LANなど。バッテリはリチウムイオン充電池。本体サイズは幅158×高さ163.6×奥行き82.7mm。

《加藤》

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