「BlackBerryはドコモとの強力な関係を維持していく」……RIM 東アジア担当グレゴリー・ウェイド氏
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今回、リサーチ・イン・モーション(RIM)の東アジア担当でリージョナル・マネージング・ディレクターのグレゴリー・ウェイド(Gregory Wade)氏が来日、メディア向けに製品のプレゼンテーションをおこない、記者団の質問に応じた。
新型の9900では、CPUにQualcomm(クアルコム)製Snapdragon MSM8655を採用し、W-CDMAに加えてCDMA 1xの通信規格に対応、米国ではCDMAキャリアのVerizonにも端末を供給している。
となると、iPhoneなどと同様に日本ではマルチキャリアへ展開する可能性も考えられるが、ウェイド氏は「当社は175カ国で600以上のキャリアと強固な関係を築いており、同一の国でも複数のキャリアやディストリビューターに端末を提供しているが、日本ではNTTドコモと強いパートナーシップを結んでいる。日本においては、今後もドコモとの関係をより強固していく」とコメント。当面はドコモ以外のキャリアへの端末供給の見通しがないことを明らかにした。
また、タブレット端末「PlayBook」の導入可能性にについて「特にビジネスの世界では世界の企業がタブレットに関心をもっており、日本も例外ではない。タブレットを必要とするセクターは当社にとっても重要であるが、まずは市場の分析と理解が重要。すぐに日本への導入は考えないが、調査を継続し検討していきたい」と説明した。
さらに、現状でのBlackBerryのラインナップはハイエンドのBoldのみとなっているが、それ以外のラインナップを日本に入れる予定はないのだろうか。この質問に対してウェイド氏は「日本のユーザーはテクノロジーに精通しており、機械としての優秀さとエレガンスを非常に高いレベルで求めている。そうしたコンシューマーに対してもっともふさわしい端末がBlackBerry Bold 9900であるということだ」と語り、市場に即した端末を投入していく方針であることを説明した。
BlackBerry Bold 9900は、QWERTYキーボードは踏襲しながら、同社が「Liquid Graphics」テクノロジーと呼ぶ24bitカラーの静電タッチパネルを採用。2.8インチの横長のVGA液晶、1.2GHzのCPU、HD動画の撮影も可能な5メガピクセルのアウトカメラを搭載しNFC(近接無線通信)にも対応している。外観デザインもスタイリッシュで最薄部は10.5mm、重量は130g。外周部は金属で覆われ、背面は鈍い光沢を放つカーボン調のパネルが配される。
また、新たにBlackBerry OS 7を搭載しており、ブラウザはBrackBerry OS 6のものに比べておよそ45%の高速化を実現している。
《北島友和》
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