同社代表取締役社長の野坂章雄氏は、会見の冒頭でイードの実施した顧客満足度調査「モバイルアワード」で昨年の2位から1位を獲得したことについて「たいへんうれしい」とコメント、さらに当面の事業戦略として「年度内の200万契約と2万の基地局整備を目標にする」と明言した。
現時点でのUQ WiMAX人口カバー率は76%で、NTTドコモなどが推進するLTE(2011年度末の目標人口カバー率は25%)と比べても大きな差を付けており、さらに年度末には80%まで広げるという。「日本の人口80%というとおよそ1億人。この3月までに1億人をカバーすることを当社の一里塚として位置づけており、“WiMAXもここまできたのか”と実感していただきたい」(野坂氏)。
さらに、64QAM導入による上り速度の向上や、2回線目が2480円となる「ファミ得パック」の導入、都営地下鉄三田線の大手町駅を皮切りに地下鉄駅のUQ WiMAXエリア化などを説明。さらに「エリア全力宣言」として、通信品質の向上とエリア拡大に向けて精力的に取り組んで行く姿勢を明らかにした。