Android向け無償ウイルス対策「ほとんど効果なし」……AV-Test.orgが指摘
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このテストは、Android 2.2.1が動作する「Samsung Galaxy Tab」(GT-P1010)タブレットにて実施されたもの。テストでは、170サンプル以上のマルウェアを含む外部記憶媒体のスキャンが行われ、さらに補完する形で、ユーザーが悪意あるアプリを起動した場合にアンチウイルス製品がどれだけそれを遮断するかを評価するリアルタイムテストが行われた。
テスト対象となった無償アンチウイルス製品は、Antivirus Free、BluePoint Antivirus Free、GuardX Antivirus、Kinetoo Malware Scan、LabMSF Antivirus beta、Privateer Lite、Zoner AntiVirus Freeの7製品。比較対象として、F-Secure Mobile Security、Kaspersky Mobile Securityの商用製品2つもテストに用いられた。
その結果、Android向け無償ウイルス対策製品は「ほとんど効果なし」だったという。一般的な無償アンチウイルス製品が見せたパフォーマンスが非常に低かったことから、AV-Test.orgは、「こうした製品は気休めに過ぎず、かえってユーザーを危険にさらすものである」と結論づけている。 比較のために2つの商用アンチウイルス製品がテストされ、そのうちの1つであるKaspersky Mobile Securityは、10つの悪意あるプログラムすべてを、起動またはインストールの段階で検知したとしている。
無償アンチウイルス7製品のうち3製品は悪意あるプログラムを1つも検知できず、もっとも成績のよかった製品でも80%の検知率に留まったとのこと。
《冨岡晶》
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