シマンテック、スマホアプリを使ったワンクリック詐欺の詳細情報を公開
ブロードバンド
セキュリティ
注目記事
-
瑞原明奈選手や伊達朱里紗選手がアクリルスタンドプレゼント(PR))
-
Twitterを騙る偽サイトが出現……「本物と紛らわしいURL」を使用
-
警視庁、“振り込め詐欺”の音声ファイルを多数公開……再現と実録の両パターン

最初に発見されたのは2011年の夏で、サイト経由でユーザーを欺いて有料サービスに登録させようとする単純な攻撃だった。2012年に入った現在では、アプリケーションも利用するように変化している。ワンクリック詐欺サイトは、よくあるアダルト向けWebサイトの形を取っており、最初に18歳以上かどうかの確認を求めた後、閲覧用のアプリケーションのダウンロードを行うものとなっている。
しかしその要求内容を見ると、電源投入時の自動起動やユーザーの所在地、アカウント検索まで要求するものとなっている。常時注意を払っているユーザーでないと、要求内容はスルーしてしまうことが多いため、気づかない可能性が高い。そしてアプリケーションがインストールされると、頻繁にブラウザが開いて登録ページが表示され、「お客様ID」「端末の電話番号」「端末で使われているアドレス」といったユーザー情報を示して支払いを行うようユーザーを誘導しようとする。
これは、Windowsコンピュータで使われていた詐欺の手口とほぼ同一となっている。こういったアプリケーションは[設定]の[アプリケーションの管理]からアンインストール可能だが、後追いで詐欺が続く場合もあるとして、シマンテックでは信頼のおける提供元以外のアプリはインストールしないよう呼びかけている。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/