東大、サステイナビリティ学の国際リーダー養成プログラム
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文部科学省が実施する「博士課程リーディングプログラム」の複合領域型(環境)の拠点のひとつに、東京大学が国連大学との連携のもと提案した「サステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム」が採択された。
サステイナビリティとは、「持続可能性」などと訳され、人類が永続的に生存していける状態をさす。資源循環型社会の構築、気候変動への適切な対応、生物多様性の保全、貧困の撲滅などを含む。
東京大学は、2005年以来、サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)とサステイナビリティ学教育プログラム(GPSS)を設置し、持続的な社会の構築のための「サステイナビリティ学」の研究教育とその成果の社会への応用普及に関して世界を牽引してきた。
その成果を全面的に活用し、サステイナビリティ学にかかわる広範な知識と高度な専門性、高い倫理観を持った人材(グローバルリーダー)を養成するための英語による教育プログラムとして、「サステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム」(GPSS-GLI)を国連大学との連携のもとで新領域創成科学研究科に展開するという。
同プログラムは、「1.博士前期課程(修士課程)・後期課程を一体的に運用する新しい大学院教育プログラムであること」、「2.日本人と留学生両方を対象に英語のみで教育を実施し、海外大学・国連大学とも連携したサステイナビリティ学教育カリキュラムの国際標準の構築を目指すこと」、「3.国内外における現場演習・国際機関におけるインターン・企業連携を組み込んだ実践的カリキュラムを提供すること」などの点できわめて新規性が高いものであるという。また、国連・国際機関、国際企業、政府機関などで、多分野をたばね、幅広い視野で課題解決に貢献できる人材を養成する点で社会的意義も大きいとしている。
《前田 有香》
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