Android OSを狙うマルウェアが過去最高の水準--2011年ウイルス検知データ(マカフィー)
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マカフィー株式会社は1月31日、2011年におけるコンピュータウイルス、不審なプログラムの検知データの集計を発表した。これは、同社のデータセンターで把握している情報をもとにトップ10を算出し、マカフィーの研究機関であるMcAfee Labsの研究員が分析したもの。ウイルスにおいては、2010年に続き外部メディア経由で感染するワームが猛威をふるった。また「Blackhole」といったツールを使ったWebからの「ドライブバイダウンロード攻撃」が多く見られた。標的型攻撃も、その性質上、検知数がトップ10にランクインすることはないが警戒は必要としている。
PUP(不審なプログラム)については、新たな動向は観測されておらず安定化の傾向にある。しかし、PUPの脅威は依然としてあるため、引き続き警戒は必要。モバイルにおいては、2011年に新たに報告されたモバイルマルウェア(PUP、亜種を含む)は420件で、このうちAndroid OSを対象とするマルウェアは全255件と過去最高の水準となった。Android OSの脆弱性を突いてroot権限奪取を行うマルウェアや、C&Cサーバからのコマンドを実行するバックドア機能が組み込まれたマルウェアが出現した。今後も引き続き、モバイルを狙ったマルウェアには注意が必要としている。
PUP(不審なプログラム)については、新たな動向は観測されておらず安定化の傾向にある。しかし、PUPの脅威は依然としてあるため、引き続き警戒は必要。モバイルにおいては、2011年に新たに報告されたモバイルマルウェア(PUP、亜種を含む)は420件で、このうちAndroid OSを対象とするマルウェアは全255件と過去最高の水準となった。Android OSの脆弱性を突いてroot権限奪取を行うマルウェアや、C&Cサーバからのコマンドを実行するバックドア機能が組み込まれたマルウェアが出現した。今後も引き続き、モバイルを狙ったマルウェアには注意が必要としている。
《吉澤亨史@ScanNetSecurity》