今日の“Googleロゴ”は周波数示すアニメ、ハインリヒ・ヘルツの生誕記念
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
ヘルツは1857年2月22日にドイツのハンブルグで誕生。マクスウェルによって確立された電磁気学を研究し、数々の実験を行った。電磁波が空間を伝播することを証明し、これが無線の発明の基礎となった。また、ヘルツは様々な媒体での波動の伝播から、波面伝播形状の一種「ヘルツコーン」を発見している。そのほか彼は、電磁波が様々な物体を透過し、物質によっては反射されることを発見した。
ただし、彼は自身の研究がどのような実用に即するかにはほとんど関心がなく、実用的な応用はできないとさえ考えていた。無線や電波の実用は、後世の学者によって行われている。そして1894年にわずか36歳の若さでこの世を去った。20世紀に入り、彼の功績が評価され、周波数を示す単位に「ヘルツ(Hz)」が採用され、現在でも使われている。
《関口賢》
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