AndroidやiOSへの対抗策としてWindows Phoneを採用したノキアは、Lumiaシリーズを展開して好評を得ているが、今回発表したのは低価格な普及モデル。若者をターゲットとし、FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークでの使用を想定してスペックを引き下げ、低価格化を実現している。
Lumia 610はコスト重視のためメモリがわずか256Mバイトしか搭載されない。そのため、Windows Phoneは少ないメモリでも快適に動作する特殊なバージョンを採用しているという。Windows Phone OSはまだAndroidやiOSに対抗できるだけのシェアを獲得していないため、ノキアでは低価格モデルで販売数を増やし、シェアアップを狙うと見られる。
価格は189ユーロと極めて低く抑えられている。2012年の第2四半期から出荷を開始する予定。また、Lumia 610は中国のネットワークと言語をカバーしており、Lumiaシリーズとして初めて中国でも販売する計画だという。