ユニクロ、“ソーシャルビジネス”参加アプリ「The Value of $1」配信開始
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「ソーシャルビジネス」とは、ノーベル平和賞受賞の経済学者であるムハマド・ユヌス氏が提唱する、社会貢献を目的とした新しいビジネスの仕組みだ。ユニクロは、2010年よりバングラデシュでソーシャルビジネス「グラミンユニクロ」をスタートさせており、バングラデシュ製の衣服を、貧困層の人たちが購入可能な価格で販売している。そこで生まれた利益は現地に還元されているという。
「The Value of $1」プロジェクトでは、「1ドルの価値で世界とつながる」をコンセプトに、Androidアプリを通じて1ドルの電子版学習ブックを購入することで、ソーシャルビジネスに参加可能となっている。具体的には、電子版ベンガル語学習ブックを1ドルで購入することで、先着10,000名分の売上が、バングラデシュの子どもたちの識字率向上に役立つ、プリントTシャツと学習ブックの生産資金に充てられる。これにより、本来セットで2ドル相当の商品が、1ドル相当の現地価格でグラミンユニクロを通じてバングラデシュにて販売可能になるものだ。
アプリの言語は、英語、日本語、フランス語、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)に対応しており、Android Marketから購入可能。アプリ上でプロジェクトへの参加登録を行うと、参加証明書が発行される。この証明書には、生産・販売の進捗が反映され、支払った1ドルが活用されていく様子が確認できる。「The Value of $1」のアプリケーションは、参加者10,000名限定で有料版として販売され、プロジェクト終了後は無料版として継続してダウンロードが可能。
《冨岡晶》
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