日本国内のM2M市場、2015年度には約3,300億円規模に到達……ROA Holdings予測
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それによると、M2M市場における回線契約数は、モジュールや通信回線の価格高止まり、システム構築における手間、そしてそうしたコストや手間に見合うだけの見返りを多くの企業や個人が期待することが難しかったという点から、あまり伸びていなかった。しかし、海外プレーヤーの参入、M2Mクラウドプラットフォームの登場、3.11の大震災以降の意識改革により、国内のM2M市場は大きな成長の軌道に乗り始めた段階であるとしている。
まず、「Network」や「Module」の市場規模は、価格の下落によりそれほど魅力的な市場とはいえず、「Software」の市場規模についてもデバイス側のシンクライアント化がトレンドであるため、成長鈍化していく流れと考察している。一方で、「Service」部分に該当する、日本国内大手ITベンダーによるM2MクラウドプラットフォームM2Mクラウドプラットフォームが「Network」や「Module」を取り込み、さらに「Software」事業までもASPとして一貫して提供することが可能になるため、M2M市場の牽引役となると予測している。最終的に、2010年度時点では1,000億円に満たないM2M市場であったものの、2015年度においては約3,300億円にまで到達するものとROA Holdingsでは推定している。
《冨岡晶》
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